EJB(Enterprise Java Beans)コンポーネントに関するコンソーシアム(仮称)(※1)は2月1日、「ポータブルコンポーネント規約第1版」を一般に公開した。
※1 EJBコンポーネントに関するコンソーシアム: アプリケーションサーバのエンジンであるJ2EEのコンポーネント仕様「EJB仕様」に基づいたコンポーネントの可搬性を実現するために昨年10月に設立された業界団体。日本アイ・ビー・エム(株)や富士通(株)など57社が参加している同規約は、EJB仕様に基づくアプリケーションサーバ上で動作が可能なコンポーネントを開発する際の設計、実装のガイドラインを規定したもので、開発会社の仕様に対する解釈の違いや実現方法のために、どの環境でも動作するコンポーネントというのが必ずしも実現できていないという状況をなくす目的がある。
同規約に従うことで、1つのソースコードによって複数のEJBコンテナを動作環境としてサポートすることができるようになり、再利用可能なコンポーネントを開発することができるようになるとしている。
規約は同コンソーシアムのWebサイトにおいて無償で公開されている。