シャープ(株)は31日、Bluetooth規格に対応したコンパクトフラッシュカード(CFカード)『DC2C1BZ001』と、機器組み込み用モジュール『DC2D1BZ001』『DC2D1BZ002』を開発し、2月から順次サンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は、『DC2C1BZ001』が2万5000円、『DC2D1BZ001』が1万円、『DC2D1BZ002』が8000円。
『DC2C1BZ001』 |
DC2C1BZ001は、高感度アンテナを内蔵し、“Bluetooth v1.0B”規格に対応したコンパクトフラッシュカード。新開発のカードインターフェースICと多層プリント基板を採用したという。低消費電流化が図られており、送信時の消費電流が70mAで、受信時は80mA。電源はDC3.3Vあるいは5V。本体サイズは、幅42.8×奥行き49.4×高さ3.3mm。アンテナ部の厚みは9mmとなっている。
『DC2D1BZ001』 |
DC2D1BZ001/DC2D1BZ002は、組み込み用のBluetoothモジュール。DC2D1BZ001にはUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)あるいはUSBインターフェースの搭載が可能。モジュールのサイズは、DC2D1BZ001が幅17.0×奥行き17.0×高さ2.5mmで29ピンの面実装対応、DC2D1BZ002が幅16.0×奥行き13.8×高さ2.5mmで32ピンの面実装対応となっている。消費電流は、DC2D1BZ001が送受信時85mA、DC2D1BZ002が送信時46mA/受信時57mA。開発用の評価ボードとソフトウェアも提供するという。
同社では今後、“Bluetooth v1.1”規格に準拠した製品の開発、商品化を進めるとしている。