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ふちなし印刷

ふちなし印刷

2000年11月27日 20時49分更新

文● 行正

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エプソン販売

ふちなし印刷

 エプソンが'99年10月に発売したPM-800Cはロール紙を用いて左右の余白なしに印刷を行う機能が搭載されているが、2000年10月に発売されたPM-900C/88C/780Cではカット紙を使用しても上下左右に余白のない印刷が可能となった。
 左右の余白部分をなくすためにはPM-800Cと同様に用紙幅よりも若干大きめに印刷することで対応する。上下の余白部分をなくすためには紙送りのステップを普通の印刷よりも細かく制御し、印刷ノズルのうち半分(用紙上端部分の印刷では印刷ヘッドの下半分のノズル)のみを用いることにより、用紙の上下端まで印刷を行うことができる。

 ふちなし印刷を行うには付属のソフトウェア「PhotoQuicker 2.0」を用いる。これは画像と用紙サイズ/種類、レイアウトを指定して簡単に印刷が行えるレイアウト・印刷ソフトだ。実際にハガキサイズに4辺ふちなし印刷を行ったところ、200万画素程度の画像で印刷時間は3分04秒かかった。ほぼ同じ条件で白いふちのある印刷(E判)だと1分45秒で済むのだが、これはふちなし印刷では上下端部分の印刷に時間がかかっているためだ。

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