カシオ計算機(株)は9日、米トランスメタ社の低消費電力CPU『Crusoe』を採用したモバイルパソコンを開発したと発表した。同社では『Crusoe』搭載の『カシオペア ファイバ(CASSIOPEIA FIVA)』を、2001年前半に発売する予定としている。また、13日から米国ラスベガスで開催される“COMDEX FALL 2000”に試作機を展示する。
Crusoe搭載の『カシオペア ファイバ』 |
今回、COMDEX に展示する試作機は、A5ファイルサイズで厚さ21mm、重量1kg以下の薄型・軽量ボディーに、8.4インチのSVGA(800×600ドット)TFT液晶ディスプレーを搭載する。
徹底した低消費電力設計により、小型・薄型ボディーながら、約6~9時間程度の長時間バッテリー駆動(大容量バッテリー装着時)を実現したという。
製品版では、100BASE-TX対応のLANインターフェース、IEEE1394インターフェース、CFカード(Type II)スロット、PCカード(Type II)スロット、USBインターフェース、V.90/K56flex対応56kbpsモデムなどを内蔵するとしている。