マイクロソフト(株)は28日、22日に発売したOS『Microsoft Windows Millennium Edition』日本語版が、発売開始当日に過去最高の販売本数を記録したことが、(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査機関であるBCN総研の調査結果によって明らかになったと発表した。
Windows 95や98のような深夜販売ではなく、平日の午後4時という営業時間内に発売したことにより、学校の下校時刻から会社の帰宅時間帯にわたり、多くのユーザーが購入したこと、および約1万9000拠点の“デジキューブ”提携コンビニエンスストアーや、全国47都道府県(7600店)で展開するローソンの“Loppi”などにおける予約販売、インターネットを通じてのオンライン販売による購入数が大幅に伸びたことによるとしている。
また、その週末以降の店頭販売においても、Windows 98の出荷時と同程度の好調な販売が続いているという。同社では、トータルな販売本数ではWindows 98を上回ると予想している。
BCN総研、発売初日で16万本を突破と発表
BCN総研は28日、22日に発売されたマイクロソフトのOS『Windows Me』の初日の販売本数が16万3000本(予約分を含む)に達したという調査結果を発表した。
Windows Meは、初心者向けのOSとして、ホームユースに狙いを絞り込んだWindowsの最新バージョン。販売は22日の午後4時に開始され、各販売店でのイベントが開催されたが、深夜零時のカウントダウンなどお祭り騒ぎとなった『Windows 95』、『Windows 98』と比べると静かなスタートだったという。事前の評判では「目新しい機能もなく、Windows 98のThird Edition的なイメージが強くてインパクトに欠ける。それほど大きな効果は期待していない」という販売店が多かったが、販売は好調という。
同社では、各メーカーからのWindows Me搭載モデルが出揃わなかったことや、大掛かりなイベントが少なかったことで、お祭り的な盛り上がりはなかったが、OSのパッケージ販売としては好調な滑り出しといえるとしている。