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DDIポケット、カラー液晶、12和音、デジカメ対応の“feel H゛”発表

2000年09月22日 23時21分更新

文● 編集部 佐々木千之

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DDIポケット(株)は22日、都内で記者発表会を開催し、カラー液晶ディスプレー、デジタルカメラユニットオプション対応、サンプリングPCM音源を使った12和音の音楽再生機能を持つ“feel H゛(フィール・エッジ)”端末を発表した。

今回発表された端末は三洋電機(株)製の『RZ-J90(愛称Leje:レジェ)』1機種で、11月初旬に出荷開始予定。年内に京セラ(株)、(株)東芝、松下電器産業(株)からも順次発表される予定としている。また、feel H゛端末に装着して使用するデジタルカメラユニット『Treva(トレバ)』が京セラから発表された。11月8日に発売予定。RZ-J90、Trevaはいずれもオープン価格。RZ-J90の店頭での価格は現時点では不明、Trevaは4000円程度になるとしている。

DDIポケット、代表取締役社長の岡田健氏

DDIポケットの岡田健社長によると、昨年7月に発表した“H゛(エッジ)”がユーザーに受け入れられ、この8月で総計180万加入に迫る勢い(※1)という。今回新たに発表したfeel H゛では、従来のH゛に画像と音楽を手軽に楽しめる機能を追加し、「実用性だけでなく、人間の感性に訴えるサービスとして、次世代の通信サービスを先取りする製品だと考えている」と述べた。

※1 NTTドコモのPHS勧誘件数は2000年3月期で144万契約、同時期のH゛加入者数は約120万契約。

DDIポケット、取締役販売促進部長の土橋匡氏。手に持っているのが三洋電機のRZ-J90で、feelsoundによる再生音を聴かせるデモを行なった

feel H゛

feel H゛端末・サービスに共通する機能は、大画面カラー液晶ディスプレー(120×160ドット、256色)の搭載、データ通信機能“H゛LINK”による64kbps通信、全角1万文字のメールにまで対応するメール受信、サンプリングPCM音源を使用した“feelsound”とその再生のための高音質スピーカー搭載、ダイバーシティアンテナの搭載、電界強度の5段階表示、着信の際に自動応答して相手のメッセージを録音する“安全運転モード”、小型デジタルカメラユニットTrevaへの対応。

画像関連機能としては、最大8枚の画像を毎秒2枚の割合で連続表示する機能や、Trevaで撮影した画像を端末内に保存してメール機能を使って送信ができる。

音楽機能として搭載されたfeelsoundは、沖電気工業(株)とカシオ計算機(株)が共同開発したPCM音源LSI『ML2857』を使ったもので、100音色を内蔵し、最大同時発音数は12和音(5音色)。発表会では、feelsoundを使った音楽再生のデモが行なわれ、ショパンのピアノ曲が流された。今までの携帯電話やPHSで使われている音源とは一線を画す高音質で、知らなければPHSから出ている音とは信じられないほどに感じられた。このfeelsoundはユーザーが自分でも作成できるよう、MIDIファイルからfeelsound形式ファイルへの変換ソフトウェアを公開する予定としている。

さらに画像とテキストを表示させつつ、音楽を再生することも可能で、カラオケコンテンツや映画情報やCMプロモーションのコンテンツに利用できるという。feel H゛向けに、各コンテンツ会社が提供予定のコンテンツは、この画像と音楽機能を利用したものが中心で、ユーザーが撮影した画像をシールなどに加工するサービス“ピクチャープリント”を(株)プラザクリエイトが、H゛の位置情報機能と地図情報を組み合わせた“ゼンリン携帯マップ”を(株)ゼンリンと(株)サイバードが予定しているなど、11月中に45種類が開始されるとしている。

feel H゛は、従来のH゛を置き換えるものでなく、今後も併売される。DDIポケットでは、「H゛は理性的選択をするビジネスユーザー向け、feel H゛は感覚的選択をするパーソナルユーザー向け」(同社の土橋取締役)と位置づけている。H゛ではCMキャラクターとしてタレントの江口洋介さんとトータス松本さんを起用しているが、feel H゛では梅宮アンナさんを起用し、若年層や女性などに訴えるファッション製の高い広告を計画しているという。

ビデオで登場した梅宮アンナさん

今後の新機能・サービスについては、詳細はまだ言えないとしながら、年内にfeelsoundを利用した音楽配信サービスを計画(DDIポケット自身が行なうかどうかは不明)しているほか、2001年春に128kbps通信サービスに対応する予定としている。

三洋電機の『RZ-J90』。液晶ディスプレーは反射型カラーで、フロントライトを装備している。左下に装着されているのがTreva
RZ-J90の折り畳み時のサイズは幅49×高さ94×奥行き22.5mmで重さは約94g。連続待ち受け時間は約700時間、連続通話時間は約6時間(この写真はモックアップのもの)。かかってきた電話の相手や、メールか通話かなどという種類によって、電話機裏の上部につけられたエッジマークが7色に光って知らせる“イルミネーションエッジ”機能を備える
京セラが発売するfeel H゛専用デジタルカメラユニット『Treva』。重さは約10gで、サイズは幅30×高さ32×奥行き15mm。4分の1インチの10万画素CMOSイメージセンサーを搭載している。画像出力サイズは横92×縦72ドット。撮影可能距離は30cm~無限遠。feel H゛との接続はヘッドホンプラグに似た、丸形ピンプラグで行なうため自由に回転できる。電源は端末から供給される
Trevaを装着したfeel H゛端末を使用しているところ
東芝製feel H゛端末のモックアップ
松下電器産業製feel H゛端末のモックアップ
京セラ製feel H゛端末のモックアップ

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