iPlanet E-コマース・ソリューションズジャパン社(※1)は6日、アプリケーションサーバーの最新版『iPlanet Application Server 6.0』日本語版を発表した。出荷は10月下旬から。
※1 米アメリカ・オンライン社と米サン・マイクロシステムズ社が結成したバーチャルコーポレーションが3月、“Sun | Netscape Alliance”から“iPlanet E-Commerce Solutions”に組織名称が変更された今回の製品で、米ネットスケープコミュニケーションズ社のアプリケーションサーバー『Netscape Application Server』からの流れと、サン・マイクロシステムズのアプリケーションサーバー『NetDynamics』の流れが1つに統合された。新製品は、2つの従来製品の後継という位置付けになる。
iPlanet Application Server 6.0は、大規模なeコマースの構築などを行なうためのアプリケーションサーバー。業界で初めてJ2EEの認定テストに合格したアプリケーションサーバーで、J2EEに完全準拠したという。
対応OSは、HP-UX 11.0、AIX 4.3.3、Windows NT4.0 SP5、Solaris 2.6/8。価格は、エントリーライセンスが100万円(シングルサーバーで最大2プロセッサー)~。販売/SIパートナー企業を通じて販売される。
Netscape Application Server 4.0(NAS 4.0)は、'98年8月~2000年7月までの期間に、日本国内で200社に対して約1500ライセンスが販売された。新製品の販売目標は、初年度で2000ライセンスの出荷という。
NAS 4.0は、日本では大和証券(株)のオンライントレード“ダイワ ダイレクト”や、(株)リクルートが運営する“ISIZE”(イサイズ)など、同時に多くのトランザクションが発生したり、可用性が求められる環境で導入されているという。新製品について、iPlanet E-コマース・ソリューションズジャパンの河谷哲行副代表は、「敷居を低くして、裾野を広げていく」と、中小規模への採用に意欲をみせた。
![]() | 河谷哲行副代表 |
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