日本電気(株)は、米MIPSテクノロジーズ社と、1GHz動作をめざす組み込み機器向け64bitRISCマイクロプロセッサー・コアのライセンス契約を結んだ。契約期間は今後10年間。
今回ライセンス契約を結んだマイクロプロセッサー・コアは『Ruby』というコードネームで呼ばれる。浮動小数点演算ユニットの並列化により、64bitグラフィックス性能を強化した新命令セット“MIPS
V”に準拠している。将来的に1GHzでの動作をめざすとされる。Rubyは、セットトップボックス、アミューズメント機器、インターネット家電などのデジタルコンシューマー市場に向けてMIPSテクノロジーズ社が開発中のもの。日本電気では、1000MIPS以上の性能(動作周波数500MHz以上)をもつRubyコアを採用した製品の出荷を2000年末までに開始する予定。