サイベース(株)は、OCC(Occasionally Connected Computing:モバイルやリモートオフィスなど断続的にネットワーク接続を行なう環境の総称)向けモバイルデータベースシステム製品『SQL
Anywhere Studio』を発売した。価格は8万8000円で、追加クライアントは1万9800円から。
同製品は以下のアプリケーションで構成される。
・『Adaptive Server Anywhere 6.0』(RDBMSエンジン)
・『PowerDynamo 2.0』(Webで動的コンテンツを提供できるWebとデータベースの連携ソフト)
・『Sybase Central』(GUIベースの管理ソフト)
・『SQL Remote 6.0』(レプリケーション用エージェント)
・『InfoMaker 6.0』(レポートツール)
・『jConnect for JDBC 4.0』(JDBCドライバー)
『Adaptive Server Anywhere 6.0 日本語版』は、データベースシステム『Sybase
SQL Anywhere』の新バージョンで、新たにJavaコンポーネントに対応。また同時に使用可能なユーザー数を増やすなどSMP対応が強化された。
なお米サイベース社は1日(米国時間)、SQL Anywhere Studioと金融機関向けシステム『Sybase
Financial Server』、データベース導入テクノロジー『UltraLite』を利用したモバイルバンキングのデモンストレーションを実施、ポートフォリオの検証や口座振替、支払い等を双方向ポケットベルやスマートフォン、ハンドヘルドPCなどで行なった。米サイベースは、Sybase
Financial ServerとUltraLiteを'99年上半期に出荷するとしている。