ミノルタ(株)は、ブック原稿システム『BookPro 7000』を11月26日に、ブック原稿ファイリングシステム『EPICWIN
7000』を'99年2月に発売すると発表した。両製品は、書籍や雑誌をコピー・スキャンする機会が多い図書館や大学、官公庁をターゲットとする製品。
『BookPro 7000』は、A2サイズまでの原稿を上向きの状態でスキャンできるデジタルブックスキャナー『PS
7000』をベースにしたシステム。『PS 7000』に用意されているプリンター出力端子に、同社製のプリンターユニットが接続されている。解像度は最高600dpi。スキャン速度は1枚あたり4.5秒(A4原稿の場合)。最高で毎分20枚のコピーを行なうことが可能。プリンター部はモノクロレーザータイプで、A3~B5の用紙サイズに対応している。
ブック原稿システム『BookPro 7000』 |
『EPICWIN 7000』は、『PS 7000』でスキャンした画像を管理するためのファイルソフトをセットにしたシステム。TWAINドライバーを備え、PCから『PS
7000』を操作できる。ファイルする画像タイプはTIFに加えPDFもサポート。スキャンした画像をメール送信する機能も用意されている。パッケージにはPC接続用のSCSIインターフェースケーブルが同梱される。なお、SCSIボードは別売。対応OSはWindows95/98/NT4.0。
ブック原稿ファイリングシステム『EPICWIN 7000』 |
両製品とも、書籍や雑誌をスキャンしたときに不可避な歪みを補正する“ブックモード”機能を装備する。また、補正が必要ない原稿をスキャンするときには、“シートモード”機能を利用することでより高速なスキャンが可能。
価格は『BookPro 7000』が185万円、『EPICWIN 7000』が225万円から。