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PREがシンガポールの新聞社と提携し、アジアのハイテクニュースを日本語で配信

1998年09月22日 00時00分更新

文● 報道局 佐藤和彦

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 伊藤忠商事(株)、(株)クリエイティヴ・リンク、(株)オズマピーアールの3社が共同で運営するプロジェクトである“プレスリリースエクスプレス(PRE)”は、シンガポールの国営新聞社であるSingapore Press Holdings(SPH)社と提携し、アセアン地区のハイテク企業のニュースリリースを日本語に翻訳して、日本のメディアに電子メールで配信するサービスを開始する。10月よりサービスを開始するが、本格的なサービスが行なえるようになるのは、11月上旬となる見通し。

高取成光伊藤忠商事情報産業事業部第1課課長
高取成光伊藤忠商事情報産業事業部第1課課長



 「PREは、これまでアメリカやヨーロッパのハイテク企業約400社のニュースリリースを、約200社のマスメディアなどに電子メールなどで配信してきた」(高取成光伊藤忠商事情報産業事業部第1課課長)。PREは、今回の提携で、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ブルネイ、タイなどのアセアン地域のニュースも日本語で配信することができるようになった。

Chua Wee Meng(チュ・ウィ・ミン)Singapore Press Holdings社シニア・マネージャー Chua Wee Meng(チュ・ウィ・ミン)Singapore Press Holdings社シニア・マネージャー



 一方のSPH社は、「シンガポールの国営新聞社であり、シンガポール唯一の新聞社」(Chua Wee Meng:チュ・ウィ・ミンSPH社シニア・マネージャー)で、英語、中国語、マレーシア語、タミール語の4ヵ国語で新聞、雑誌を発行している。SPH社にとっては、今回の提携によって、日本に向けてニュースリリースを発信したいアセアン地域の企業の要望に応えることができるようになった。SPH社は、アセアン地域の企業がそれぞれの国の言語で出したニュースリリースを英語に翻訳、それをPREが日本語に翻訳して、日本のマスメディアに向けて配信する。

 最近では、欧米の企業がシンガポールにアジア地域のヘッドクォーターをおいて、そこがアジア向けのニュースリリースを発信することも多く、それをできるだけ早く日本に伝えたい、といった要望にも応えられることになる。アセアン地域の企業が、英語以外の言語でニュースリリースを出してから、日本語で配信されるまでに、営業日ベースで4日間程度かかる、という。

 また、PREを通じてニュースを配信した企業が、その費用を支払う際の決済手段として、SPH社が開設しているクレジットカード決済が行なえるサイト“AsiaOneCommerce”を活用することも、あわせて発表された。これは、「ニュース配信サービスの費用を、ドル建てでSPH社に支払ってもらい、SPH社から一括してPREに振り込んでもらったほうが、仕組みとしてもわかりやすいためだ」(實方克幸クリエイティヴ・リンク社長)という。

 PREは、将来の計画として、'99年中に法人化する、'2000年の年間売上高を10億円にする、日本の企業の出したリリースを英語に翻訳し、さらにアセアンの各国語の言語に翻訳して配信する、との目標を掲げている。

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