アドビシステムズ(株)は、フォトレタッチソフト『PhotoDeluxe for
ファミリー3.0 日本語版』、『PhotoDeluxe for ビジネス 日本語版』を10月16日に発売する予定と発表した。Windows
95/98/NT4.0対応で、価格は、for ファミリーが1万2800円、for ビジネスが1万9800円。
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ファミリーは個人ユーザー向けのソフトウェア。デジタルカメラやスキャナーなどからボタンひとつでデジタル画像を取り込め、画面に従って操作していくだけで年賀状やカレンダー、ラベルなどを作成できる。
今回ユーザーインターフェースを一新し、ビジュアルガイドの階層を減らし簡素化した。また、ボタンひとつで画像の明るさやコントラスト、ピントの最適化が可能、赤目修正やPhotoshopと同様の50以上の特殊効果の追加なども行なえる。また、作成した画像データを利用してスライドショーを作成できる。このスライドショーはFDやインターネットで配布可能。
さらに、クリップアートのライブラリーであるリビング・クリップアートを搭載する。このリビング・クリップアートは、クリップアートの形を変えたり、サイズや色などを変更するなど自在にモーフィングしてから選択できるというもの。
そのほか、カラーマネージメント機能が追加され、スクリーン上の色と印刷される色を自動的にマッチングできるようになったという。500以上のテンプレート、クリップアート、サンプル写真が添付されている。
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ビジネスは、グラフィックをビジネスドキュメントに利用しているビジネスユーザー向けのソフトウェア。for
ファミリーと同様のインターフェースを採用しており、デジタルカメラなどからの画像の取り込み、サイズやコントラスト、明るさなどの画像編集、また背景の変更やぼかし、特殊効果などの加工が行なえる。プレゼンテーション資料や名刺、広告チラシなどの印刷物が作成可能。数百種類のビジネス向けテンプレートを収録する。
また、両製品とも、パノラマ写真作成機能を追加。最高3枚までの写真データをつなぎ合わせて、70mmのパノラマ写真を作成できる。さらに、同社ホームページにアクセスして、素材や各種テンプレートをダウンロードできるConnectables機能を搭載する。これらテンプレートは毎月更新され、正月や入学/入社式などの各月ごとの行事に合わせたものが用意されるという。