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日本バニヤン、ネットワークOS『VINES V8.50J』などを発売

1998年07月13日 00時00分更新

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 日本バニヤン・システムズ(株)は10日、ネットワークOSの『VINES V8.50J』および『StreetTalk for WindowsNT V8.5J』、イントラネット上のメールサービスやファイルサービスをWebブラウザーで利用可能にするソフト『Banyan Intranet Connect V1.5』を発売した。『VINES V8.50J』、『Banyan Intranet Connect V1.5』が同日出荷、『StreetTalk for WindowsNT V8.5J』は25日に出荷を開始する。

 各ソフトとも、2000年問題に対応しており、米バニヤン社のアジア・パシフィックおよび日本担当取締役のJim Biggs(ジム・ビッグス)氏は、「2000年問題に対応しているので、ユーザーは今から十分な検証が可能」と語り、問題点のひとつが解消された事を強調した。

ジム・ビッグス氏 ジム・ビッグス氏



『VINES V8.50J』

 ディレクトリーサービス“StreetTalk”を搭載したネットワークOS『VINES V8.50J』は、32bitのGUI管理ツール“StreetTalk Explorer”を搭載している。同ツールは、従来のDOSソフトや16bitソフトに対応し、ディレクトリーサービスに対応したプロトコル“LDAP”をサポートする。また、LDAPサービス管理機能、サーバーベース管理機能、リモートサーバーとしてのクライアントATE(非同期端末エミュレーション)機能などをサポートしている。



 ひとつのサーバーあたり4個までのCPUをサポートする“MPS1.4”に対応している。また、『StreetTalk for WindowsNT』とのUDP(User Datagram Protocol)による接続が可能。PC/AT互換機用。価格は、10ユーザーライセンスで45万円。販売目標数は、4万ユーザーライセンス。

『StreetTalk for WindowsNT V8.5J』

 『VINES』のディレクトリーサービス機能をWindowsNTでも利用可能にした『StreetTalk for WindowsNT V8.5J』は、『VINES V8.50J』と同等のGUI管理ツール“StreetTalk Explorer”を搭載している。

 “StreetTalk Explorer”を用いた管理機能をサポートし、“LDAP v2”および“LDAP v3”に対応している。また、ファイル単位のデータバックアップ機能もサポートし、StreetTalk for WindowsNT上だけでなく、VINES、NetWare、UNIX、Windows95/NTなどのほかのOS上でのリカバリーが可能。WindowsNT4.0上で動作し、価格は、10ユーザーライセンスで45万円。販売目標数は3万ユーザーライセンス。

『Banyan Intranet Connect V1.5』



 イントラネット上のメールサービスやファイルサービスをWebブラウザーで利用可能にするソフト『Banyan Intranet Connect V1.5』は、電子メール機能が強化してある。プライベートアドレス帳をサポートするアドレスブックや、イントラネット上の全員へのメール送信機能をサポートしている。また、メールに対してLDAP v2検索のサポートやセキュリティーのSSLなしでのインストールにも対応している。

 WindowsNT Server 4.0にインストールすれば、クライアント側は、Webブラウザーを用意するだけで利用可能。なお、Webサーバーとして、マイクロソフト社のIIS 3.0以上が必要。サーバーライセンスとクライアントライセンスの両方が必要で、価格は、サーバーライセンスが19万4000円。クライアントライセンスは、25クライアントで7万3000円。販売目標数は、500サーバーライセンス、1万クライアントライセンス。(報道局 中山実)

・日本バニヤン・システムズ
 http://www.banyan.co.jp/
・米バニヤン社
 http://www.banyan.com/

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