パーム コンピューティング(株)は、8日、1万9800円と安価な『Palm Computing m100』(以下Palm m100)を発表した。米国では同時に通信機能を内蔵したPalmVIIの後継機なども発表されているが、国内ではこのPalm m100のみが販売される。
| Palm m100 |
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Palm m100は、2MBの本体メモリーを搭載。着脱式のフェースプレートや中央に透明な窓を用意し、ボタンひとつで時刻を表示できるフリップカバーなど、デザイン的にも大きな変更が加えられている。内蔵アプリケーションには従来のPIM(予定表、ToDoリスト、連絡先)に加え、新機能の『手書きメモ』を装備している。PCとのシンクロには、コネクター部分にHotSyncボタンを装備した、同梱のHotSyncケーブル(シリアル接続)を使用する。シリアルコネクタの形状は独自だが、Palm m100対応のクレードル(P10700U、価格3480円)もオプションで用意されている。
それ以外の主な仕様は、CPUがDragonball EZ-16MHz、電源が単4乾電池×2本(約2ヵ月間)、OSが日本語版Palm OS3.5。ディスプレーは160×160ドットの反射型モノクロ液晶で、解像度は従来と同じだが、面積は従来より小さくなっている。また、耐衝撃性を高めるため、プラスチック製となっている。サイズは幅79×奥行き118×厚さ18mmで、重量は137g(電池装着時)。
パッケージには、Windows/Macintosh両方に対応した『Palmデスクトップ』を搭載。USBポートのみを搭載したMacintoshユーザーを対象にした『PalmConnect USBキット』(価格4480円)の販売も行なう。また、Palm m100に対応したレザーキャリングケース(各3380円)、交換用の5色のフェースプレート(各1980円)、Palm m100/PalmIIIcに対応した折りたたみ式キーボード『PalmComputing ポータブルキーボード』(価格、発売時期未定)などのオプション製品も販売される。PalmComputing ポータブルキーボードに関しては、PalmVx用も用意され、価格は1万台の半ばになりそうだ。
Palm m100の発売日は9月9日。販売店は、有名百貨店、家電/PC量販店、文房具店、大学生協など、約500店舗になる見込み。
| フリップカバーの窓から時刻を表示できる機能を新たに装備 |
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フェイスプレートには5色のカラーバリエーションを用意する |
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HotSyncケーブル。コネクタ部にHotSyncボタンを装備 |
| メイン画面。新アプリの手書きメモ、時計があることがわかる |
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| 手書きメモ。初心者ユーザーに使いやすさを考え採用したという |
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| フリップカバーのボタンを押して表示される時計の実態がこれ |
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