松下電器産業(株)は、省スペース設計の液晶ディスプレー一体型デスクトップPC『Panacom
LC』を7月1日に発売する。
Panacom LCは、15型XGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を本体に装備した企業向けの一体型デスクトップPC。液晶ディスプレーは、チルト機構(上下の首振り)に加え、スイーベル機構(左右の首振り)を搭載し、設置角度や向きの微調整が可能になった。また、企業向けに大量導入を考慮し、最大消費電力を、同社の従来PCの3分の1となる68Wに抑えたという。
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本体キャビネット部品にはPC/ABS樹脂を、バックカバーと通風孔のメッシュメタル部分にはアルミ合金板をそれぞれ採用し、リサイクル処理が可能。リサイクル率は80パーセントという |
CPUにCeleron-600MHzを採用し、64MBのメモリー(SDRAM)と15GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載する。グラフィックアクセラレーターは米Silicon
Motion社のLynxEM4 SM710GX04で、ビデオメモリーは4MB(SGRAM)。24倍速のCD-ROMドライブと3.5型FDD(1.44MB/1.2MB/720KB対応)を装備する。
PCカードスロットはTypeII×2またはTypeIII×1、インターフェースはシリアル、パラレル、USB×2、100BASE-TX/10BASE-T対応LAN、キーボード、マウス、マイク入力、ヘッドホン出力。また、盗難防止用のチェーンを装着できる専用ホールを本体に装備している。本体サイズは幅371×奥行き168×高さ390mm、重量は8.2kg。
プレインストールOSは、Windows 95/98/NT4.0/2000から選択可能。価格はオープンプライスで、推定小売価格は、Windows
95/98モデルが32万円前後、Windows 2000/NT4.0モデルが34万円前後。
