エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は3日、コンテンツプロバイダーを対象に、インターネットを使ったコンテンツの国際配信を支援するサービス“Arcstar
Smart Content Deliveryサービス”の提供を発表した。
これは、国内外に複数台のサーバーを設置し、エンドユーザーが配信サービスを利用する際に、遅延時間やサーバー自体の負荷状況を計測した上で、最適なサーバーに自動接続するというもの。同社が既に開始している、(1)米国を中心とするIPバックボーンネットワークへ高速回線で接続する“Arcstar
IPバックボーンサービス”と、(2)サーバー管理を行なう“Arcstarデータセンターサービス”とあわせ、コンテンツ配信に関するサービスをワンストップで提供するとしている。
サービス提供地域は、日本とアメリカ。その後、ヨーロッパ、香港、オーストラリア、シンガポールなどに順次拡大する予定。
サービスの提供開始は認可取得後。価格は、各データセンターで接続しているArcstar
IPバックボーンサービスの1加入ポート毎に計算し、Ethernetでの接続の場合は月額9万円、FastEthernetでの接続の場合は月額30万円。また、初期費用として工事費として5万円が必要になる。
なお、1つのデータセンター内に複数台のサーバーを収容して、自動的に負荷分散などを行なうサービスも用意している。
