(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門のBCN総研は3月30日、同社のホームページ上で3月24日から27日まで実施したアンケート調査の結果を発表した。それによると、インターネットユーザーの45.9%がCATV回線の使用を希望しているという。有効回答数は822人で、回答者の年齢層は未成年が1.9%、20代が26.9%、30代が45.1%、40代が22.7%、50歳以上が3.4%となっている。
同社が'99年8月に行なった同様の調査と比較すると、CATV回線の使用希望率は15.6ポイント増加している。CATV会社のインターネット接続サービスの増加により、ユーザーのCATV回線に対する注目度は高まっているという。CATV回線使用者も'99年4月の時点では2.9%だったのが、今回の調査では9.0%と約3倍に拡大した。また、CATV回線使用者の満足度は高く、82.2%が“満足”と感じている。反面、一般電話回線使用者の満足度は、19.7%にとどまった。今後使用したい通信回線では、CATV回線が全体の45.9%を占めた。一般電話回線からCATV回線への移行希望率は43.5%、ISDN回線からCATV回線では44.5%、専用線からCATV回線へは34.4%となった。一方、CATV回線からほかの回線への移行希望者はいなかったという。このように、低コストでパフォーマンスが高いCATV回線の利用が今後、急速に拡大していくと期待されるとしている。