(株)ニコンは23日、撮像素子に334万画素CCDを採用したデジタルカメラ『COOLPIX990』を発表した。4月下旬に発売を予定しており、価格は12万5000円。
COOLPIX990は、211万画素デジタルカメラ『COOLPIX950』の後継となる機種。先代のCOOLPIX950に比べ、オートフォーカスやズームなど全体的に動作を高速化したという。334万画素CCDを搭載し、最大2048×1536ドットの画像を撮影できる。光学系には、焦点距離8~24mm(35mmフィルム換算で38~115mm)F2.5-4の3倍ズームレンズを採用。同社の銀塩一眼レフカメラ『F5』などで採用している“マルチエリアオートフォーカス”機能を搭載しており、画面中央から外れた位置のピントを合わせることができる。
露出制御モードは、従来のプログラムオートモードや絞り優先モード、シャッタースピード優先モードに加え、新たにマニュアル露出モードを搭載した。また、新機能として、動画撮影機能を搭載。320×240ドットサイズ、秒間15フレームで最大40秒の動画撮影が可能になった。なお、静止画撮影の画像はJPEGおよび比圧縮TIFF、動画はQuickTimeまたはMotionJPEG形式で保存可能。記録メディアはコンパクトフラッシュを採用。パソコンと接続するためのインターフェースは、シリアルとUSBに対応している。
ニコンは、COOLPIX990の国内発表に先駆け、米ラスベガスで2月3日(現地時間)から開催された米国カメラショーPMA(Photo
Marketing Association)にて、同製品の仕様を公開していた。今回発表された内容は、PMA公開時点の仕様からほとんど変更されていない。