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日本IBM、1Uサイズのラックマウント型PCサーバーを発表

2000年02月25日 00時00分更新

文● 風穴 江

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日本アイ・ビー・エム(株)は24日、同社のPCサーバーシリーズ『Netfinity』の新製品として、1Uサイズでラックマウント型の『Netfinity 4000R』を発表した。

Netfinity 4000Rは、Pentium III-650MHz/750MHz(2次キャッシュメモリは256KB)を1個または2個塔載可能な、1Uサイズ、ラックマウント型のPCサーバーで、ISP(Internet Service Provider)やASP(Application ServiceProvider)など、大量のサーバーを導入する企業向けの製品として位置付けられている。
ストレージインターフェイスとしては、Ultra Wide SCSIコントローラを塔載したモデルと、RAIDコントローラを塔載したモデルが用意されている。メインメモリには、ECC SDRAMを採用し、標準塔載容量はモデルによって、256MB、512MB、1GBとなっている。ネットワークインターフェイスとしては10BASE-T/100BASE-TX(全二重)を2ポート装備し、システム管理ソフトウェア『Netfinity Director』のライセンスも提供される。

厚さ4.4cmの1Uサイズを実現したNetfinity 4000R
厚さ4.4cmの1Uサイズを実現したNetfinity 4000R



記者発表会の席上、同社パーソナル・システム事業部長の堀田一芙氏は、日本IBMのPCサーバー事業の方針として、企業を中心としたe-businessだけでなく、個人の生活を取り巻く“e-life Style”もターゲットにしていくことを強調。そして、「e-businessがe-life Styleを生み、e-life Styleによって、また新たなe-businessが生まれるという相乗効果が期待できる」とし、e-life Styleの普及がe-businessを加速するという持論を披露した。また、昨今言われているBtoCやBtoBに加えて「今後はCtoCやCtoBという方向も見逃せないと思う」と述べ、その中で同社のNetfinityは、どのソリューションにおいても対応できるようなラインアップにしていくことを明かにした。

「4000Rでは、LinuxとNTの比率を半々ぐらいにしたい」と語る堀田氏
「4000Rでは、LinuxとNTの比率を半々ぐらいにしたい」と語る堀田氏



Netfinityには、『Linux版/NT版 ロータス ノーツ ドミノ』(5クライアント付、2000年12月末までのキャンペーン)が提供され、24時間、365日のオンサイトサポートも付属している。またシステム構築等については、同社のLinuxサポート・センターなどで支援していくという。

価格は、Pentium III-650MHz、256MBメモリ、9.1GB SCSIハードディスクドライブという構成の『Netfinity 4000R 8653-51Y』が58万円から。出荷は3月17日から。

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