東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の“INFOCOMM Japan 2000”の三洋電機ブースで、INFOCOMMにはいささか場違い(?)なものを発見した。同社が昨年8月に「2000年春を目指して開発中」とアナウンスしていた、MP3/AAC(MPEG-2/Advanced
Audio Coding)プレーヤーだ。
このプレーヤーを一般に展示するのは初めてのことで、手のひらに収まるような小型のタイプと、ヘッドフォンタイプ、それに車載用のラジオやアンプと一体となったモデルが展示されていた。記録メディアはいずれもMMC(マルチメディアカード)を使用する。
銀色の小型ボディーに、小さな液晶ディスプレーがつく。操作は本体右側のいくつかのボタンで行なう。下に出ているのはUSBケーブル |
本体裏側のふたを開けると、MMCのスロットと電池ケースが現われる |
参考出品となってはいたが、「4月には発売にこぎ着けたい」としており、価格については、本体、32MBのMMC、エンコードソフトウェア、パソコンとの接続ケーブル(USB)をセットで、4万円くらい(小型モデル)を考えているという。録再可能なMDプレーヤーの価格を目安にしているそうだ。
こちらはヘッドフォンタイプ |
カーステレオタイプ。MMCのスロットは2つ装備する |