コンパックコンピュータ(株)の26日付けの発表によると、米コンパックコンピュータ社は25日(現地時間)、'99年度第4四半期('99年10月~12月)実績を発表した。それによると、全世界売上高は、前年同期比4%減、同年前期比14%増の105億ドル(約1兆1134億円)となり、純利益は前年同期比56%減の3億3200万ドル(約352億円)となった。
同四半期の実績には、戦略的投資ポートフォリオからの営業外利益として5000万ドル(約53億円)の純益を含むという。
同社の社長兼CEOであるマイケル・カペラス氏によると、同四半期は、同社の収益力を回復させるため、事業再編成などを含めたさまざまな方策を実施し、その結果、収益を同年前期から10億ドル(約1060億円)以上増加させたという。また、インターネット・デバイスの発売や、戦略的提携、パートナーシップの締結、大口顧客取引獲得など直接販売力の強化を図ったという。
'99年度通年('99年1月~12月)実績は、純利益が5億6900万ドル(約603億円)となり、前年度の27億ドル(約2863億円)の純損失からの黒字転換となった。また、'99年度の総収益は前年比24%増の385億ドル(約4兆825億円)となった。'99年度通年実績には、事業再編および関連費用8億6800万ドル(約920億円)で一部相殺された12億ドル(約1272億円)の事業買収益を含んでいるという。
