富士通(株)と日興證券(株)は13日、インターネットを利用して、特定のネットワーク会員を対象としたイントロデューシング・ブローカー(有価証券取引の仲介業)業務を行なう新会社“インターネット・トレーディング証券株式会社”(略称:IT証券)を1月中に設立すると発表した。資本金は10億円で、出資比率は富士通65パーセント、日興證券35パーセント。両社の全面的な支援を受けて、4月に営業を開始する予定。
新会社は、インターネットサービス“@nifty”の会員に、有価証券取引の仲介や金融情報サービスの提供を行なう。手始めに投資信託商品などのサービスの提供を開始するという。10月には株式取引業務を開始する予定としている。
サービス提供にあたって、日興證券グループのオンライン証券会社である日興ビーンズ証券(株)や、富士通と日興證券グループの合弁で設立した金融情報システム会社であるファイナンシャル・ネットワーク・テクノロジーズ(株)などとの連携を図っていくという。