電気通信連合(ITU)が主催して、4年に1度開催される第8回世界電気通信総合展(TELECOM
99)が、スイスのジュネーブにあるPALEXPOで、10日に始まった。出展企業は約1200社で、過去最大規模のものとなっている。
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プレス公開日に行なわれたオープニングカンファレンスの様子 |
一般公開に先立って、プレス公開日となった9日には、主催者であるITUを代表して事務総局長内海義雄氏がスピーチを行ない、前回の開催年である'95年から現在までの電気通信産業界の急速な変化と、その中でITUが果たす役割がより重要なものとなっていると述べた。
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ITU事務総局長内海義雄氏 |
各企業の出展ブースでは、世界的な携帯電話の普及とインターネット人口の広がりという、2つの大きな波を反映して、モバイルコミュニケーションと次世代IPネットワーク関連の展示が目立った。NTTドコモやノキアのブースでは、次世代携帯電話のプレゼンテーションに、多くの来場者が足を止めていた。
また、今回初の出展となるマイクロソフトのブースでは、Windows 2000やマルチメディア、インターネット関連のアプリケーションのほか、パートナー企業のアプリケーションを含んだトータルソリューションを展示し、話題となっている。
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アナン国連事務総長によるテープカット |
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TELECOM 99会場の様子 |
