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【TELECOM 99レポートVol.2】日本企業が集まるジャパンブース

1999年10月13日 00時00分更新

文● 斎藤謙一

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TELECOM 99会場のホール5には、日本企業が多数参加するジャパンブースがあり、一般来場者から世界各国の政府高官や企業のトップまでが訪れ、イベントでも特に注目されるエリアになっている。

NTTブースの注目商品は“GMN”




グループ8社が出展するNTTブースでは、“A True Partner for You-NTT Group(魅力あるパートナーシップ)”を出展テーマに、次世代IPネットワーク、次世代移動体通信、EC(電子商取引)、Arcstarサービスなど7つのコーナーを設けて、情報流通社会の実現に向けたよりよい顧客関係を築いていく出展物を紹介している。総勢120名のスタッフが動員され、再編成後のNTTグループのまとまりや存在感を強くアピールしている。 '97年開催のアジアテレコムでは独自で出展をしていたNTT ドコモは、今回グループブースの1コーナーとして登場したものの、W-CDMAに関心を持った多数の来場者が詰め掛けるなど、好評を博していた。ブースとしての注目の商品は『GMN(グローバル・メガメディア・ネットワーク)』で、ブースのメインステージでプレゼンテーションが行なわれている。2005年には10Mbpsで月額1万円を目標として実用化を目指す。また、ホームページでは、出展商品のリーフレット(英語)がPDFでダウンロードできるサービスも行なっている(メンバー登録が必要)。

富士通はITソリューションを軸に




富士通は、富士通グループとして英ICL・米アムダールと共に出展している。キャリアー/ISP向けにWDM(Wavelength Division Multiplexing:光波長多重)に代表される超高速・大容量の光通信システムなど、イントラネットやEDI(電子データ交換)などの企業向けアプリケーション、課金システムなどのアドバンスト・ネットワーク製品、ADSLなどのネットワーク製品を支える半導体の4構成で紹介して、次世代インターネット社会をサポートする最新のITソリューションを訴求していた。

日本勢で最大の展示スペースのNECブース

日本勢で最大の展示スペースとなるNECブースは、“21世紀情報社会の豊かなライフスタイル”をテーマに、水をイメージしたマリンブルーとエメラルドグリーンのブース。生活を支えるマルチメディア・アプリケーションやソリューションを軸に総合力を訴求した。動員したスタッフ数は日本企業で最大の250名。外国人説明員も配置してアピールに余念がない。ブース中央のプレゼンテーションステージでは、大規模な噴水や270インチスクリーン、パソコンや液晶付きW-CDMA端末など40台を使い、情報と水をテーマとした来場者参加型の実演を行ない注目を集めていた。

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