ローランド ディー.ジー.(株)は、3Dスキャナー『PICZA(ピクザ) model
PIX-4』を発売した。価格は13万8000円。
PIX-4は、同社が開発したプローブ(針)を用いた接触式ピエゾセンサー(ローランド・アクティブ・ピエゾセンサー:R.A.P.S.)を対象となる物体に接触させ、形状を数値化する。粘土や果物などの柔らかな素材や、光学タイプでは難しい光を通す素材(透明なガラスなど)のスキャンも行なえる。スキャン範囲は、幅(X軸)152.4×奥行き(Y軸)101.6×高さ(Z軸)60.5mm。最小スキャンピッチは50μm。専用のスキャニングソフト『Dr.PICZA
Ver.2』が付属する。スキャンデータの出力形式は、DXF(CADデータ)、VRML、STL、3DMF(3D
Meta File)、点群(XYZ座標のテキスト形式)など。対応OSはWindows 95/98/NT
4.0、Mac OS(漢字Talk7.5以降)。インターフェースはRS-232Cで、ケーブルは別売。また、同社のモデリングマシン『CAMM-3シリーズ』や『MODELA』を併用することで形状の入力から切削までを一貫して行なえるという。