(株)ソーテックは、“ミレニアムブルー”(青みがかった銀色)の筐体のディスプレー一体型Windowsパソコン『e-one
500』を発表した。合計3モデル用意され、その内訳は、64MB SDRAM搭載モデル『e-one
500(E 250)』、128MB SDRAM搭載モデル『e-one 500A(E 250A)』、128MB SDRAMを搭載し『Office
2000 Personal』をプレインストールしたビジネスユースを意識したモデル『e-one
500B(E 250B)』。販売についてはダイレクト販売ほか、主力販売店での店頭販売、流通・ディーラー経由の法人販売。ダイレクト販売の受注は、本日の午後7時に開始する。価格は12万8000円から。
今回採用したカラーについては、オフィスユースにもなじむものを採用したという |
前モデルの『e-one 433』からスペックの増強を図り、CPUにIntel
Celeron-500MHz、HDDに13GB(Ultra DMA/33)を搭載。また、OSにWindows 98 Second
Editionを採用する。
そのほかの主な製品仕様は、前モデルの『e-one 433』と同様。15インチのフラットスクエアCRTディスプレーを採用し、56kbps(V.90対応)モデムを内蔵する。インターフェースは、USB×2、シリアル×1、パラレル×1、PCカードスロット(TypeII×2またはTypeIII×1)。バンドルソフトは、『ジャストホーム』など11種類(ハイエンドモデルの『e-one
500B』は『ジャストホーム』ではなく『Office 2000 Personal』を入れ11種類)。
価格と発売日について、エントリーモデル『e-one 500』の発売は9月29日で、価格は12万8000円。『e-one
500A』の発売は9月29日で、価格は14万3000円。これら2モデルの出荷開始は10月上旬。ハイエンドモデルの『e-one
500B』の発売は11月1日で、価格は16万3000円。このモデルの出荷開始は11月上旬。
ソーテック代表取締役社長の大辺創一氏 |
当初ソーテックは、「ノン・スケルトンモデルは11月に発表」としていたが、仮処分を受けて、1ヵ月前倒しの発表となった。ソーテック代表取締役社長の大辺創一氏は、冒頭に「消費者、流通、マスコミ各位にご迷惑をおかけした」と陳謝。さらに仮処分の決定について、WindowsとMacintoshは異なると考え、両者の間のソフトの互換性を踏まえたとしても、「商品として(iMacと)誤認するとは今でも思っていない」と強く主張した。東京地裁の決定に対する意義申立ては、遅くとも来週早々に行なうという。