(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)は、SLA(品質保証制度)のついた1.5Mbpsの専用線接続を提供する“IIJ
T1スタンダード”サービスを10月1日に開始すると発表した。サービス提供地域は、東京、大阪、名古屋で、その他の地域についても順次拡大していく予定。サービス料金は、初期費用が5万円で、月額17万7000円。
同社によると、従来のフルスペック型の専用線接続サービスと異なり、一部の付加機能を省き、サービス提供帯域を1.5Mbpsのみに絞ることにより、インターネットへの常時接続サービスの料金を従来より低価格に抑えることができたという。
専用回線の種類は、NTTのディジタルアクセス1500、ディジタルリーチ1500などで、24時間365日の自動監視を行なう。IPアドレスは1/32Cで、6個用意されている。NOC(Network
Operation Center)変更時にはIPアドレスが変更となる。ルーティングはスタティックルーティングのみで、ニュースフィード、ニュース購読できるサーバーは提供していない。SLAにより、IIJ国内バックボーン内の平均遅延時間を保証している。
なお、同社による他社との月額料金の比較は次のとおり(8月31日現在)。
プロバイダー | 月額料金 | SLAの有無 |
IIJ | 16万7000円 | ○ |
AT&T Jens | 29万7000円 | × |
PSI Net | 31万7000円 | × |
スーパーOCN | 74万9000円 | × |
UUNET | 27万2100円 | × |