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日本シスコシステムズ、キャピタル事業部設立ーーリース事業開始

1999年06月28日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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日本シスコシステムズ(株)は28日、“シスコシステムズキャピタル事業部”を新設し、同社の製品を主とするネットワーク機器のリース事業を7月1日に開始すると発表した。

同社が提供するリースプログラムは、“セーフティ・ネット・エクスチェンジ・プラン”と呼ばれる2~3年の短期プログラム。あらかじめ決めた時期に機器を総入れ替えすることができ、その時の残リース料の50パーセントは免除となる。対象となるリース製品は、主に同社のネットワーク関連機器であり、アプリケーションの入ったハードウェアは含まれない。また、他社のネットワーク関連機器も扱うという。このプログラムを利用すれば、最新のネットワーク機器の入れ替えや導入をより簡単にし、トータルコストを下げることが可能になるという。
3年プランの場合は、24ヵ月後から総入れ替えが可能で、24ヵ月目に総入れ替えを行なう場合、残りのリース12ヵ月分の半分が免除となる。2年プランの場合は、18ヵ月後から総入れ替えが可能である。4年のファイナンスリースと比較すると、コストを10~20パーセント程度抑えることができるという。

代表取締役社長の黒澤保樹氏
代表取締役社長の黒澤保樹氏



代表取締役社長の黒澤保樹氏は、「ネットワーク機器の進化は速く、常に新しい機器の導入が必要であるため、リースのメリットは大きい。今までの企業は、1社にソフトとハードを一括して注文することが多かったが、今後は1番よい部分だけを注文する企業が増えていくはずである。ハードはハード、SIはSIと、それぞれ水平統合になっていくだろう」と述べた。

シスコシステムキャピタル事業部は、初年度7名の体制で事業を開始し、取り扱い高目標は100億円、来年度は200億円を目指すという。

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