(株)SRAは、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)を利用したシステム構築およびサポートを行なう“オープンソフトウェアサポートサービス”を開始したと発表した。
サービスは、“技術支援”、“導入支援”、“運用支援”、“開発支援”の4つに分かれている。技術支援サービスは、ソフトウェア開発者向けのもので、同社開発のOSSである3Dグラフィックスライブラリー『じゅん』や、RDBMS『PostgreSQL』、エディター環境やコンパイラ等の『GNUツール』などのサポートを行なう。導入支援サービスは、LinuxやFreeBSDなどの導入および初期設定を行なうほか、Linux導入においては、OSとともにハードウェアも提供する。運用支援サービスは、OSSで構築されたシステムの運用保守を行なう。開発支援サービスは、OSSによる業務アプリケーションの開発を請け負う。
サポートプログラムの年間費用は、法人会員が100万~200万円、個人会員が10万~20万円。会員向に、OSSの定期的なバージョンアップを提供するほか、メールによる問い合わせ対応、バグの優先対応などを行なうという。会員は、OSSを必要に応じて選択可能。例えば、OSにLinux、フリーのウェブサーバーにApache、、RDBにPostgreSQLを採用したシステム構築を行なえる。
同社は、「現在Windows NTサーバーでシステム構築をしているのならば、OSSに置き換えてもまったく問題はないはず。基本的にはオープンソースベースでシステムを構築し、足りないところは商用ベースで補う。例えば、クライアントが増えてシステムを拡張するといった場合は、LinuxからSolarisへ差し替えることでスケールアップできる」としている。
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概要説明を行なった同社オープンソースビジネス部の林氏(左) |
