米Software Architects社(SAI)は、ユーティリティーソフトの日本での販売を(株)アクト・ツーを通じて行なうと発表した。同社は日本向けに'89年よりディスクドライブ装置のOEM供給などを行なってきたが、今後本格的にコンシューマー市場に乗り出すという。主力となる製品はディスクドライブユーティリティーやデバイスドライバー、ファイル転送関連ツール、CD/DVD関連ソフトウェアなどで、「最終的な目標はユーティリティーソフトのリーディングカンパニーになること」(同社社長兼CEO
Robert Zollo氏)という。
アクト・ツーでは以下の2製品を近日中に発売する。
『Disk Drive TuneUp2.0J』は、Mac用のディスクドライブの高速化やパーティション管理、フォーマットなどを行なうチューンアップツール。Mac
OS 8.1で新たに採用された“HFS+”(Mac OS拡張フォーマット)に対応。またSAIの独自のテクノロジーでRAM、先読み、ディスクキャッシュなどの設定を特定のアプリケーションやコンピューター、記憶デバイス用に最適化でき、システムの高速化が可能という。パーティション機能では、パーティションを追加する場合は該当部分のデータのみ消去し、該当しないパーティションのデータはそのまま残る。非同期データ転送が可能。価格は1万2800円。
『DataSaver Personal Backup』は、HDD用データバックアップツールで、Macintosh版と、MS-DOS、Windows3.1/95に対応するWindows版がある。ハードディスク、フロッピーディスク、MO、ZIPなどのバックアップメディアをサポート。ファイルのみ、システムファイルのみなどのフィルター・オプションがある。バックアップ元にログを残すので、変更されたファイルのみをバックアップする場合、高速な処理が可能という。またフロッピーディスクなど小容量のメディアをバックアップ先に指定した場合は、処理に何枚のフロッピーが必要か事前に表示するという。価格は未定。(報道局 若名麻里)
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