武藤工業(株)は、グラフィック市場向けのA0対応モデルなどフルカラーインクジェットプリンター『FALCON
GRAPHICS RJ-4000シリーズ』2モデルを発表、2月10日に発売する。価格はA0対応モデル『RJ-4000』が94万8000円、A1対応モデル『RJ-4001』が74万8000円。
解像度は最大720×720dpi。コントローラーにMIPS系の64bit RISC CPUを搭載するほか、内部アーキテクチャーを高速化。A0版印刷時、720dpiで約18分、360dpiで約9分で印刷できるとしている。
専用の光沢フィルム、光沢紙、コート紙などの、ロール紙およびカット紙に対応。染料系インクを採用し、ヘッド分離型のインクカートリッジを採用している(YMCK各色5800円)。自動ヘッドクリーニング機構による“目詰まり防止機能”や、インクがなくなったことを表示する“インク残量の自動検出”機能などを搭載している。
パラレルインターフェースとRS-232Cを標準で装備し、オプションでEthernetインターフェースを装備できる。Windows95/NTおよびMacintosh用のドライバーが付属するほか、PS3(Adobe純正PostScript3)対応の“ソフトウェアRIP(Raster
Image Proccessor)”がオプションで用意される(開発中、発売未定)。
同社では、同製品について、一般企業やプリントショップ、流通業界などのコーポレットユースとしての需要が見込まれるとしている。市場規模は想定しにくいとしながらも、約10パーセントのシェアを見込んでいるとし、両モデル合わせて、初年度1500台の販売を目指すとしている。(報道局 井上哲郎)
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