アドビシステムズ(株)は、同社初のオリジナル和文書体『小塚明朝』Windows版の開発を発表した。'98年第3四半期に出荷を予定している『Adobe
Type On Call J』に収録するという。同書体のMacintosh版は'97年12月に発表されている。
『小塚明朝』は、本文から見出しまで利用できる明朝体ファミリー。小さなサイズの文字に効果的な“EL(Extra
Light)”、本文から広告用コピーまで対応する“L(Light)”、“R(Regular)”、“M(Medium)”、強調する“B(Bold)”と“H(Heavy)”の6ウェイトで構成されている。
すでにWindows版の『Adobe Acrobat 3.0J』、『Adobe Illustrator 7.0J』、『Adobe
PageMaker 6.5J』、『Adobe Photoshop 4.0J』、『Adobe FrameMaker 5.5J』には、タイプバンク書体、平成書体を収録したバンドル用『Adobe
Type On Call J』を同梱しており、これに和文書体『小塚明朝』6書体と、タイプバンクの新書体を追加したものが、今回発表になった製品となる。
また、以前同梱が予定されていたモリサワ書体のWindows版は、技術的な問題のため今回は見送られた。(報道局 庄田恵美)
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