とりあえず顔文字でしょう
Social IMEの強みは、何といっても有名人や作品といった固有名詞がリアルタイムでアップデートされていく点にある。現状、Social IMEではユーザーによる登録や辞書のインポートで合計54万語以上のフレーズを変換できるとのこと。
例えば、気になっているアーティストのことをブログで書く際、アーティスト名が一発で変換できずに一語ずつちまちま変換するということがある。特に最近、名前が売れ出した有名人なら、辞書に登録されているということはまずない。
通常、そのアーティスト名を頻繁に入力するようなら、手動で辞書に登録することになるだろう。それがSocial IMEを使えば、オンライン上の辞書を参照してズバっと変換できるのだ。もしその単語を誰も登録してないようなら、自分で登録することもできる。
ネットには、特定の分野についての単語をまとめたカスタム辞書がいくつも公開されているが、こちらは内容を最新のものにしようと思ったら、いちいちダウンロードしてくる必要がある。Social IMEならそうした手間なしで、いつでも最新版にアクセスできる。
Social IMEを使い、マニアックな単語や人名が一発で変換されたときは、「おお!」というちょっとした感動を味わえるだろう。この辺、初めてiTunesを使ってCDを挿入した際、アルバムの曲データがずらりと現れた感動にちょっと似ている。
ネットにつないでいるとはいえ、変換候補が表れるのは一瞬。無線LAN経由で使っていても、待たされる印象なくさくさくと入力していける。もちろんネットワークに何らかの問題が生じて通信できなくなると、変換候補は出てこないが……。