ハイビジョン撮影に対応した縦型ムービーデジカメ「Xacti」に、新モデル「Xacti DMX-HD800」が加わった。
Xactiシリーズには、1080i動画を撮影できる「DMX-HD1000」シリーズ(関連記事)があるが、今回の製品は720p動画(MPEG-4 AVC/H.264)の撮影に対応した下位モデルとなる。価格も5万円前後になる見込みと、リーズナブルになっている。
昨年10月に発表された「DMX-HD700」の後継機で、画像処理エンジンをDMX-HD1010と同じ「プラチナΣエンジン」とした。3次元デジタルノイズリダクションも採用している。これはノイズ除去処理に動き判定を加えて、ランダムノイズの低減を図るというもの。
また、顔検出機能も斜めの顔を認識できるなど強化。検出は動画、静止画の両方で対応する。画素数も1/2.5型有効約710万画素CCDから、1/2.5型有効約800万画素CMOSに変更されている。
レンズは35mm判換算で38~190mm、F3.5~4.7の光学5倍ズーム。最短撮影距離は広角端で10cm、望遠端で80cm。スーパーマクロモードでは1~80cmでの撮影が可能。液晶ディスプレーは2.7インチ約23万ドットの低温ポリシリコンTFT。記録媒体はSDHC/SDメモリーカード。
電源はリチウムイオン充電池で、バッテリー寿命は約250枚(CIPA測定基準)。動画の連続撮影時間は約90分。再生時間は約200分。
本体サイズは幅73.7×奥行き35×高さ109mmで、重量は約220g(装備重量)。ゴールド、ピンク、ブラックのカラーバリエーションを用意。YouTubeアップロード機能などを備える動画編集ソフト「Premiere Elements 4.0」が付属する。