エキサイト(株)は15日、IP電話サービス“Skype”(スカイプ)を提供するルクセンブルグのスカイプ(Skype)社と業務提携し、クライアントソフト「エキサイト Skype」の配布を本日より開始したと発表した。
エキサイトではこの業務提携によりポータルサイト「エキサイト」内に専用サイトを開設し、「エキサイト Skype」を配布するほか、エキサイトのコンテンツサービスと連携したサービスを提供していく。なお、ユーザーサポートもエキサイトが受け持つ。
エキサイトとスカイプの連携によるサービス展開としては、エキサイト Skypeにて、エキサイトの検索やニュース記事を閲覧できるウェブブラウザータブが用意されている。また、エキサイトブログにて「エキサイト Skype」モジュールを自分のブログ上に組み込んだり、動画共有サービス「エキサイトブログ」にてビデオメッセージなどを公開できるようになる。
そのほかにも、有料通話プラットフォーム「SkypePrime」を利用した、「英会話」や「占い」などの有料コンテンツを配信するほか、ユーザー主導型の有料コンテンツの配信も可能。課金には「スカイプクレジット」を利用し、クレジットカードやPaypal(ペイパル)からの支払いに対応する。
同日開催された発表会には、エキサイト 代表取締役社長の山村幸広氏、スカイプ社のグローバルマーケット戦略担当重役のスコット・バグビー(Scott Bagby)氏、エキサイト 常務取締役 メディア本部長の坂本孝治氏、スカイプ 日本オフィス ジェネラル・マネージャーの岩田真一氏らが出席し、エキサイトとスカイプの連携によるサービスの概要について説明した。
バグビー氏は、エキサイトとの業務提携について「4年前のサービス開始時より、パートナー企業との連携によってスカイプは成功できている。今回の提携は、将来に向けた重要な前進である」と語った。
なお、2004年から業務提携していた(株)ライブドアとの提携終了(関連記事)については、「2年間の契約が終了したことに伴う自然解消である」と述べた。また、エキサイトとの提携による最大の特徴として、「(従来はなかった)日本国内でのユーザーサポートが受けられること」と語った。