“フロントサラウンド・アバウンス”搭載の『HTZ-363DV』『HTP-S313』も
パイオニア、ワイヤレスリアスピーカーを標準装備する5.1chサラウンドシステム『HTZ-565DV』などを発売
2007年05月11日 14時12分更新
パイオニア(株)は10日、5.1ch対応サラウンドシステムの新製品として、ワイヤレスリアスピーカーを標準装備する“Smart theater(スマートシアター) 565”『HTZ-565DV』と、新開発の音響技術“フロントサラウンド・アバウンス”を搭載した“Smart theater 363”『HTZ-363DV』、“Smart theater 313”『HTP-S313』の計3製品を今月下旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格は順に、6万5000円前後、5万円前後、5万円前後。併せて、ワイヤレスリアスピーカー『XW-1』を単品でも同時に販売する。価格はオープンで、予想販売価格は2万円前後。
HTZ-565DVは、DVDプレーヤーとFM/AMチューナーを内蔵したアンプ、フロントスピーカー×2、センタースピーカー、サブウーファー、2.4GHzデジタル伝送方式のワイヤレスリアスピーカー(2ch対応)で構成される、5.1ch対応のサラウンドシステム。従来製品同様、録音スタジオのモニタリング手法と同一レベルの音場補正が行なえるという自動音場補正システム“MCACC”や、WMA/MP3/AACなどの圧縮された音声データの失われたディテールを独自のアルゴリズムで復元・再生する“サウンドレトリバー”機能を搭載する。
アンプのサイズは幅420×奥行き332×高さ60mm、重量は3.1kg。消費電力は360W(待機時0.25W)。付属のリモコンで同社製のプラズマテレビと連動操作を行なうための“SR+”端子も装備する。映像出力端子はHDMI、D2、S-Video、コンポジットビデオを各1系統、オーディオ入力は光デジタルオーディオとアナログオーディオを各1系統装備する。
サブウーファーのサイズは幅221×奥行き390×高さ401.5mm、重量は5.5kg。 フロントスピーカーのサイズは幅100×奥行き100×高さ100mm、重量は0.54kg。 センタースピーカーのサイズは幅220×奥行き100×高さ90mm、重量は0.7kg。 ワイヤレススピーカーのサイズは幅431×奥行き95×高さ176.5mm(アンテナ部含まず)、重量は2.9kg。ワイヤレススピーカーに音楽信号を伝送する役割を果たすトランスミッターのサイズは幅166×奥行き112×高さ56mm、重量は0.3kg。
HTZ-363DVは、HTZ-565DVからワイヤレスリアスピーカーを省略し、有線接続のサラウンドスピーカー×2を加えたモデル。コンテンツの周波数特性をまったく加工せず、左右の耳で感じる音圧差のみを制御することでスピーカーが後ろにあるような音場を実現する音響技術“フロントサラウンド・アバウンス”を搭載しており、サラウンドスピーカーを前に置いてもサラウンドが楽しめるという。また、周波数特性を加工しないため、長時間聴いても疲れない自然なサラウンドを楽しめるとしている。HTZ-565DVと同様、MCACCやサウンドレトリバー機能も搭載している。
アンプ、フロントスピーカー、センタースピーカーの仕様はHTZ-565DVと同じ。サラウンドスピーカーのサイズは幅100×奥行き100×高さ100mm、重量は0.54kg。
HTP-S313は、DVDプレーヤー機能を持たない5.1ch対応サラウンドシステム。レシーバーサブウーファー、センタースピーカー、フロントスピーカー×2、サラウンドスピーカー×2で構成されている。センタースピーカーは薄型テレビなどの左右に設置できるように2つに分かれており、左右に分けて設置しても、2つのスピーカーの中央から音が聴こえるような音像定位を実現する“デュアルセンタースピーカー”となっているのが特徴だ。HTZ-363DV同様、フロントサラウンド・バウンスやMCACC、サウンドレトリバー機能を搭載。レシーバーサブウーファーは音声入力として光デジタルオーディオ×2、同軸デジタルオーディオ×1、アナログオーディオ出力×1を装備。サイズは幅200×奥行き428×高さ375mm、重量は9.0kg。センタースピーカー・フロントスピーカー・サラウンドスピーカーのサイズ/重量は共通で、幅100×奥行き102.5×高さ100mm/0.55kg。FM/AMラジオの情報を表示するディスプレーユニットのサイズは幅200×奥行き50×高さ51mm、重量は0.22kg。