現代美術の祭典の会場で
先端無線LANを体験する!
横浜で現在開催されている“横浜トリエンナーレ2005”は、現代美術の祭典として2001年に続き今回で2回目となる。山下埠頭の巨大倉庫をメイン会場に、国内外より約80名のアーティストが参加するこのイベントのテーマは“アートサーカス(日常からの跳躍)”。鑑賞者が単に展覧会を見るという従来型の展覧会スタイルを脱し、見る側と見せる側の垣根を越えてアートの現場に立ち会い、作品を体験するダイアローグ的な展示が特徴になっている。会場は、山下埠頭の他、山下町公園付近、横浜みなとみらいホール付近など、広範囲に渡るもの。
そんな“横浜トリエンナーレ”会場でも、街で使える無線LANサービス“Wireless Gate(ワイヤレスゲート)”が利用できる。今回、トリエンナーレのウェブサイトに接続して、会場情報を読みつつPDF形式の会場マップデータをダウンロードしたのだが、最大11Mbpsのスピードは快適そのもの。モバイルノートを普段から持ち歩いている恩恵を思う存分享受できた。
横浜市経済局IT産業振興担当者によれば、トリエンナーレでのワイヤレスゲートサービスは、同市IT産業戦略事業である“Wireless LAN Yokohama project”(Wi-Y proj.、わいわいプロジェクト)の検証実験の一環として、会期中いっぱい行なわれるもので、コンベンション施設、商店街などで順次検証した後、新たなビジネスを創出していく機会になればと期待しているという。点ではなく、面でLAN(ネットワーク網)を考える市側の要望とワイヤレスゲートの提供する機能が合致した結果、ワイヤレスゲートが検証実験のパートナーとして選ばれたというわけだ(詳細は横浜市のウェブページで確認できる)。
ASCII24 Wireless Gateなら11月と12月は無料キャンペーン実施中!
モバイルノートと携帯電話を持っているあなたに、いま耳寄りな情報がある。ワイヤレスゲートでは2005年12月31日まで、11月と12月の月額基本料金、および2時間315円もしくは399円の接続料金が10回分まで無料になる“無料お試しキャンペーン”を実施している。もちろんトリエンナーレの会場はもとより、全国のサービスエリアで利用可能だ。この機会に、気軽に使える無線LANサービスをぜひ体験してみてはいかがだろう? 詳しくは、ASCII24 Wireless Gateを参照いただきたい! さらにこちらのページでは、アクセスポイントや、周囲のアンテナ状況が簡単にわかるツールバーソフトもダウンロードできるので、忘れずにチェックしよう。
ますます快適化を目指すWireless Gate
次の一手は“メッシュ型アンテナ”だ!
従来、無線LANアンテナ網を構築する際のネックは、アンテナ1本に必ず有線バックボーンと電源が必要になること。一見簡単そうに思える条件なのだが、どこでも無線LANが使用できるように無線LAN網を構築しようとした場合、アンテナ数が膨大になるため、この2条件を満たすのは至難のワザ。設置場所に加えて巨額な投資が必要になることも大きな障害となっていた。
そんなハードルを越えて、どこでも無線LANサービスが使える環境が整えられる画期的な技術として、“メッシュ型アンテナ”を利用した無線LANサービスの導入をトリップレットゲートが現在検討中だという。
メッシュ型アンテナとは、従来点であったアンテナ間を無線でつないで無線LAN網を構築するシステム。アンテナ同士が中継局の役目を果たすため、個別に有線ネットワークによるバックボーンは必要なく、複数のアンテナがひとつの有線バックボーンを共有できる。論理上では、1本の有線バックボーンを最大256個のメッシュ型アンテナで共有できるという。
これは例えるなら、家庭のなかで無線LANのアクセスポイントが多数存在したシステムをイメージすればわかりやすいだろう。すでにアメリカのアリゾナ州などで実際に運用されており、日本でも実用化されれば、街のいたるところで無線LANに接続できる“使い勝手のいいネットワーク網”が実現することになる。今後の展開に期待したい。
“横浜トリエンナーレ2005”は、12月18日まで開催中
- 場所
- 横浜市山下ふ頭3号、4号上屋ほか
(みなとみらい線「元町・中華街」駅4番出口より徒歩5分) - 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03-5777-8600
http://www.yokohama2005.jp