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弥生が2月4に発表した「個人事業者の確定申告に関する調査」と、続く3月7日に発表した「個人事業者の確定申告に関する調査 第2弾」から見る、青色申告者と白色申告者のイメージと実際のギャップ。全4回で紹介します。
ビジネス
青色申告は「複式簿記」方式により、指定のルールに沿った記帳が必要となる。では、難しいといわれている複式簿記で記帳を行う青色申告と、昨年まで記帳の必要がなかった白色申告では、実際の会計業務に要する時間にどれくらいの差があるのだろうか。
“青色申告について十分理解している白色申告者“は37%。一方で、約6割はほとんど何も知らない(「青色申告の名前は知っているが、白色申告との違いがわからない(29%)」、「青色申告の名前と帳簿の種類は知っているが、各特典の違いはわからない」(27%)と「何も知らない(7%)」)という結果だったのだ。
記帳義務化をきっかけに、「白色申告から青色申告に変更する人も増えるのではないか」と言われているが、「記帳」は白色申告者にとってそれほどハードルの高いものなのか。そこで、白色申告者が青色申告にしない理由について調査すると、「売上が多くないから」(63%)が6割以上を占めた。
記帳・帳簿等の保存制度の対象者が拡大され、新たに約150万人の白色申告の者が記帳・帳簿等の保存が義務付けられることから、例年になく白色申告と青色申告といった確定申告方法に注目が集まっているという。それでは、青色申告者と白色申告者のイメージと実際のギャップはどうなのか?弥生の「個人事業者の確定申告に関する調査」を見てみよう