筆者は、働く乗り物が好きだ。
小型建設機械3t未満整地の資格も持っている。
そんな話をしていたら、友人のデザイナーのやまざきたかゆきさんが、乗れる草刈機を開発しているオーレックさんを紹介してくださることになった。
やまざきたかゆきさんはオーレックさんでプロダクトデザインを担当している。
やまざきたかゆきさんは元ホンダのデザイナーで、在職中にエイプ(Ape)やズーマー(ZOOMER)といった二輪車のデザインを手掛けた。
オーレックさんは歩行型・乗用型草刈機、管理機、耕うん機、除雪機、水田除草機などの農業機械・緑地管理機械の開発・製造・販売をしている会社である。
今回は、工場見学をさせていただいた。
工場内の様子をレポートしたいのだが、工場内は撮影禁止だった…。
しかし、オーレックさんには、、
LEGOでできた精巧な工場の模型があった!!
LEGO好きの筆者は大喜びだ。
きまぐれムシチャンネルさんが製作したそうだ。
以下の動画で詳しく見ることができる。
ということで、LEGOの模型を活用して工場内をレポしたい。
LEGOで工場見学
オーレックさんは、部品の多くを自社で生産している。
自社の技術力の向上とコスト面での良さ、自社で生産することで2つの良さがあるそうだ。
まずは、レーザー加工機やCNCでの加工だ。
オーレックさんでは、多くの加工機の横にロボットアームがある。
加工機に被加工物をセットするのは細かな作業で意外と骨が折れる。
そこをロボットアームにお願いしているとのことだ。
人が置き場に雑に置いたものをロボットアームがセンシングしてきれいに置いてくれる。
ロボットの制御も自社で行なっているそうだ。
レーザーで切り抜いた板金はプレス機で立体にする。
パイプを切ってベンダーで曲げて部品を作る。
これらの部品を組み合わせて溶接する。
溶接のジグも自社で作っているそうだ。
できた部品は、塗装する。
オーレックさんの特徴的なグリーンは、ハーモニックグリーンという名前だそうだ。
黒いパーツの塗料はきれいなラメが入っていた。これもやまざきさん指定だそうだ。
部品ができたら組み立てだ。
手前では駆動部の組み立てを、奥では外装の組み立てをしている。
組み立てができたら試走して完成だ!
いざ試走!除草機、草刈機
今回は特別に、水田除草機WEED MANとラジコン草刈機SPIDER MOWER RCと乗れる草刈機RABBIT MOWERを試用させていただいた!
まずは、水田除草機WEED MAN。
わー!! pic.twitter.com/i3nS0qw5f4
— きゅんくん🦕 (@kyun_kun) July 27, 2022
でけー!!
稲を傷付けないように、細いタイヤになっているそうだ。
たのしー!! pic.twitter.com/JfZj4xU0lT
— きゅんくん🦕 (@kyun_kun) July 27, 2022
除草部分が上下すると迫力ある。
除草機構は業界初のものだそうだ。
思った方もいるのではないか?
これだけ大きいと田んぼまで移動するのが大変なのでは?と…。
実はこの水田除草機、畳むことができるのだ。
畳むと、1.5tトラックに乗る。
畳むとトラックに乗る!! pic.twitter.com/FSEUWgAyEO
— きゅんくん🦕 (@kyun_kun) July 27, 2022
使いやすさが追求されてるしかっこいいしで気に入ってしまった。
これは、除草はせず、乗せてもらって運転をした。
次に試用させてもらったのは、ラジコン草刈機SPIDER MOWER RC。
ラジコンというだけで楽しいのに草も刈れる!
ラジコンで草刈るのたのしー!! pic.twitter.com/2oMdYRU5gX
— きゅんくん🦕 (@kyun_kun) July 27, 2022
草が刈られていくさまは気分がいい。
エンジンで発電していて、走行はモーター駆動だそうなのだが、意外とパワフルに雑草を切り崩していく。
刈高というどれくらいの高さで刈るかを、雑草の生え具合によって変えるのがコツなような気がした。
最後に乗せてもらったのは、乗れる草刈機RABBIT MOWER。
草刈りをする時、人はしゃがまなくてはならない。
果樹園などだと尚更だ。
しゃがむことによって腰を痛めてしまうのは予想できる結末だ。
それを解決するのが乗用型草刈機だ。
低い位置で座ることで、人の高さを抑え、腰を痛めずに草刈りをすることができる。
乗れる草刈機!! pic.twitter.com/iow2MS9b5q
— きゅんくん🦕 (@kyun_kun) July 27, 2022
動画の通り、オフロードでも難なく乗りこなせ、スピードも結構出る。
乗ってみて、ゴーカートのような楽しさを感じた。
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