ASCII Power Review 第69回
2つに折れるスマホを購入しまくっているジャイアンさんが徹底テストしてくれました
Galaxy Z Flip実機レビュー = 未来のスマホはすべてこのカタチになるのだっ!!
2020年03月24日 13時00分更新
auは縦折り型のフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip SCV47」を発売した。日本で初めて発売されたフォルダブルスマホ「Galaxy Fold SCV44」の24万5520円(税込)に比べれば、Galaxy Z Flip の17万9360円(税込)は割安感があると言えなくもない。
とはいえ、一般的なフラッグシップスマホを大きく上回る価格ながら、予約開始から8日後に発売初日引き渡しぶんの予約受け付けが終了するほど人気だから驚きだ。
筆者はGalaxy Foldを発売日に購入している。そこで今回は通常のレビューに加えて、両機種の使い勝手の違いなどについてもチェックしていくぞ。
プロセッサーはFold超え
背面カメラはデュアル構成に
Galaxy Z Flip SCV47は、約6.7インチの「FHD+ Dynamic AMOLED」(2636×1080ドット、425ppi)と名付けられた折り畳み式ディスプレーを採用したスマホだ。
OSは「Android 10」、プロセッサー(SoC)は「Snapdragon 855+」(8コア、2.9GHz×1、2.4GHz×3、1.7GHz×4)、メモリー(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載している。
Galaxy Foldは「Snapdragon 855」を搭載していたので、処理性能はGalaxy Z Flipのほうが上回っていることになる。
メインディスプレーに加えて、本体背面には約1.1インチ有機ELのカバーディスプレー(Super AMOLED、300×112ドット)を装備。この小さな画面は、閉じている状態で通知などを確認できるほか、セルフィー時のプレビュー画面としても利用可能だ。
カメラは、12MP超広角カメラ(ピクセルサイズ:1.12µm、視野角:約123度、F値:F2.2)、広角カメラ(スーパースピードデュアルピクセルAF、OIS、ピクセルサイズ: 1.4µm、視野角:約78˚、F値:F1.8)、10MPセルフィーカメラ(ピクセルサイズ:1.22µm、視野角:80度、F値:F2.4)という構成。
Galaxy Foldのように望遠カメラや、深度カメラなどは搭載されていない。他社フラッグシップ端末でトリプルカメラが標準装備になりつつある現在、望遠カメラも搭載してほしかったところだ。
通信機能は4G LTE/WiMAX 2+、Wi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 5.0、NFC、USB Type-Cに対応。モバイルデータの受信最大通信速度は479Mbps、送信最大通信速度は75Mbpsとされている。
サイズはオープン時74×167×6.9~7.2mm、クローズ時74×87×15.5~17.3mm、重量は約183g。バッテリーは3300mAhを内蔵し、連続通話時間が約2110分、連続待受時間が約390時間とされている。
折り畳み構造を採用しているため大型のバッテリーを搭載することはできないが、2370mAhの中型バッテリーと930mAhの小型バッテリーを組み合わせることでバッテリーの大容量化を実現している。
スペック的に残念なのが(Galaxy Foldもそうだが)おサイフケータイに対応していないこと。せっかくコンパクトに折り畳めるGalaxy Z Flipをゲットしても、おサイフケータイ対応スマホや財布をべつに持ち歩かなければならないのであれば意味がない。フォルダブルスマホ第3弾には必ずおサイフケータイ機能を搭載してほしいと思う。
左が12MP超広角カメラ(ピクセルサイズ:1.12µm、視野角:約123度、F値:F2.2)、右が広角カメラ(スーパースピードデュアルピクセル AF、OIS、ピクセルサイズ: 1.4µm、視野角:約78˚、F値:F1.8)
超便利
三脚なしで
据え置きカメラとして利用できる

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