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週替わりギークス ― 第154回

『ドラえもん』の「もしもボックス」はVRを先駆けていた

2019年12月18日 17時00分更新

文● 佐久間洋司 編集● 上代瑠偉/ASCII

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 今回の『週替わりギークス』では、8月30日に開催した「クリエイティブ・ディストラクション・サロン produced by 佐久間洋司」のレポートをさせていただきます。今回は、東京大学先端科学技術研究センター教授で、「JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト」の研究総括を務める稲見昌彦先生を招きました。

 本サロンは、2030年の日本をつくるリーダーを大阪から生み出すことを目的として、最先端のテクノロジーやビジネスを若者が学び、議論するサロンです。筆者がファシリテーターとなり、世界的に活躍する研究者や起業家をゲストに招いて開催しています。

 前回の人工知能に続く、第2回のテーマはバーチャルリアリティー(VR)です。「バーチャルリアリティと人間の身体の行方を探る」と題して、稲見先生に話題提供と講義をしていただいたうえで、2030年のVRの未来について考えました。

 稲見先生は、再帰性投影技術による光学迷彩(いわゆる、透明マント)を生み出したことで知られています。プロジェクターなどを使い、カメラで撮影した映像を溶け込ませることで、物体を透明化できる技術です。古くはSF漫画『攻殻機動隊』、最近では『ハリーポッター』シリーズなどに登場しています。

 また、稲見先生は、機械によってさまざまなことが自動化するだけではなく、並列して私たち人類が「自在化」するという概念を提唱したことでも有名です。自在化とは、人間がロボットやAIと一体になり、主体性を持って行動することで、人間の可能性を広げられるのではないかといった考え方と言えます。

 インターフェースを改善し、人間の身体感覚を拡張することで、私たちはどのように自在化されるのか? 最前線で活躍される稲見先生のお話をお伺いしました。

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