ソフトバンクはこの夏、料金面での大きな変化無し
ヘビーユーザー中心のプランを展開中
ソフトバンクはこの夏、料金プランに関する変化は特になかった。昨年8月に刷新した「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」の2つのプランを引き続き提供している。
では、この夏の各社料金プラン変更を受けて、ソフトバンクの料金プランはおトクなのか。注目すべき3つの点と、おすすめのプランについて見ていこう。
ソフトバンクのプラン、3つのポイント
- 夏の新プランは「スマホデビュープラン」のみ
- 家族全員がスマホヘビーユーザーならおトク
- ライトユーザー向けプランはお得感が少ない
夏の新プランは「スマホデビュープラン」のみ
ソフトバンクがこの夏発表した新プランは、ケータイの利用者が機種変更するかMNPでソフトバンクに乗り換えると、13ヵ月目まで通信量1GBのプランを月額1058円で利用できる「スマホデビュープラン」のみだ。14ヵ月目からは月額2138円となる。
料金自体は安いものの、通信量は1GBまでなのでスマホをフル活用するのは難しいプランとなっている。あくまでも、ケータイ代わりにスマホを安く使うためのプランだ。「ウルトラギガモンスター」「ウルトラギガモンスター+」の割引に必要な家族の回線数にはカウントされるが、定額料は割引されない。スマホを活用するユーザーにとっては、選ぶ必要がないプランと言えるだろう。
家族全員がスマホヘビーユーザーならおトク
「ウルトラギガモンスター+」の契約術
通信量50GBでYouTubeなどの動画やSNSの通信量が使い放題の「ウルトラギガモンスター+」プランの基本料金は、月額8076円とやや高めに設定されている。
ソフトバンクが最安値としている、1年目は月額3758円、2年目以降月4838円で利用するには、固定回線のセットに加えて、おもに「ウルトラギガモンスター+」または「ミニモンスター」を契約している家族4人を「みんな家族割+」に登録する必要がある。
「みんな家族割+」の対象条件は、家族構成に関してはゆるめだ。同じ住所に同居している人なら家族以外の同居人やシェアハウスでも良く、家族なら別に生活している親戚でも問題ない。
問題は、家族4人ぶんをソフトバンク回線契約するかどうかだ。家族の4回線全員がスマホをかなり活用するユーザーなら、全員が「ウルトラギガモンスター+」を契約して、固定回線も割引対象のものにするとかなりお得になる。ただし、フトバンクのライトユーザー向けプラン「ミニモンスター」の料金は通信量が1GBを超えるだけで4298円~になるなど料金は高めの設定だ。
家族の多くがスマホをあまり使わないユーザーだったり、スマホ料金見直しの方針として、快適さよりも月額料金をなるべく抑えたい場合は、ソフトバンクでお得に契約するのは難しいと言えるだろう。
訂正とお詫び:初出時、記事内容に誤りがありました。「データ定額スマホデビュー」は「みんな家族割+」の回線数にカウントされないと記載していましたが、正しい内容は「『みんな家族割+』の回線数にはカウントされるが、定額料は割引されない」です。お詫びして訂正いたします。(2019年07月14日)