飲み会シーズンまっただ中！
12月は言わずもがな1年間で最も飲み会が多いシーズン。大勢でお酒を飲むとつい楽しくてタガがはずれてしまい、翌日には激しい頭痛と吐き気に襲われる……。ツラい二日酔いとの戦いです。
もちろん、お酒を飲み過ぎないにこしたことはないのですが、なってしまった二日酔いを少しでも改善する方法はないのでしょうか？
柿など、二日酔いの改善にきくと言われる食事を紹介します！
●書いた人──ナベコ
毎日お酒を飲んでいるグルメライター。1ヵ月に1、2度の頻度でひどい二日酔いに襲われております。二日酔い以上に、泥酔した翌日には様々なもの（財布とか、友情とか）を失くしていることがツラいです。
ツラい二日酔いに！ 症状が緩和されるであろう食材を記者がチェック
二日酔いになってしまって頭痛吐き気といったツラい症状が……。すぐにでも症状を改善させたいという時にとるべき食材や飲料を調べました。記者自身の体験をふまえご紹介いたします。
最大の二日酔い対策は、自分のお酒の適量を知ること。体格や肝臓のアルコール処理能力によって個人差はありますが、一般的なアルコールの適量は日本酒なら1合、焼酎ではコップ7分目、ビールでは大瓶1本とされています（小学館「新版 家庭医学大事典」参照）。必ず心に留めておきましょう。
●梅干し
日本人になじみある梅干しは
二日酔いにも効果的
酸っぱいですが、そのまま口に放り込むのもあり。
二日酔いで食欲がないけれど梅干し茶漬けだったら食べられそう、そんな気分のときありませんか？ 日本人になじみがある梅干しは、実は二日酔いの改善にも効果があるとされる食材。梅干しに含まれるピクリン酸には肝臓を活性化する働きがあるとのことですよ。酸っぱいですが梅干しをそのまま口の中に放り込むのも良策だそう。
酒好き記者の見解
お湯割りに入れるとおいしいし、いいですよね。
梅干しと一緒にお酒を飲むのも二日酔い予防になるそうです。確かに、梅干しを入れた焼酎のお湯割りを飲んでいるとあまり悪酔いになることはありません。長時間飲んだうえで〆の酒として梅干し入りの焼酎を飲むこともよくありますが、胃が休まる気がします（さんざん飲んでいて胃がおかしくなっているかもしれませんが）。身体も温まるし、梅干しなのでヘルシー。
●しじみの味噌汁
味噌汁の定番は
めちゃくちゃ肝臓に優しいらしい
しじみは小さい貝だけど栄養がすごいらしい。
しじみやあさりにはタウリンという肝臓を守る成分が豊富。漢方的に見てもしじみはお酒の毒を流す作用があるとみられていて、古くから二日酔いに効果的な飲料とされてきたそうです。東北地方には民間療法の一環で、肝臓病の食養生に蒸し煮にしたしじみから出るしじみ汁を飲む、というのがあるとのこと。
酒好き記者の見解
インスタントのしじみ汁は商品が豊富なのでありがたい。
飲むとホッと落ち着くしじみの味噌汁が二日酔いに効果的とは記者としてはありがたいです。自分で味噌汁を作らなくても（二日酔いで身動きが取れない）インスタントのみそ汁の商品もバリエーション豊富。家にストックしておくと便利ですよね。吐き気がある場合はショウガも加えるとなお良いということです。
●柿
フルーツは良し
その中でも柿はなお良し
「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざもあるほど。
さっぱり食べられて水分、糖分が豊富なフルーツは二日酔い時の食べ物としても優秀。その中でも特に柿はアルコールの分解を促進する効果が高いと言われています。柿に含まれるタンニンはアルコールの吸収を防ぐ効果があるとみられ、加えて柿の酵素、カロチン、ビタミンCが肝臓の動きを高めるということ。
酒好き記者の見解
ガブリ
皮のままでも食べられました。
柿は冬のシーズンはまさに旬でいいですね。スーパーで1個150円前後で売っていたので、缶ビールをひとつ買うと思えば高くはないです。皮を剥くのが面倒くさいなと思ってしますが、無農薬の柿はよく洗えば皮ごとガブッと食べられます。
●大根おろし
胃に優しい大根おろしは
二日酔いの味方
大根役者＝当たらない役者（大根が胃に優しいから）、という語源の説もあるほどですね。
二日酔いで体調が優れない理由は、肝臓だけではなく暴飲暴食で胃腸が弱っているからと言われます。大根は消化酵素が豊富で、ひたすら胃腸に優しい。特に、熱を加えず大根おろしの状態で接収すると効果的だそうです。胃にムカムカと残っている前日の食事の、消化吸収を促してくれるはず。冬の時期の大根はおろしてもそんなに辛くならいので、汁まで全部飲めますね。
酒好き記者の見解
お酒のおつまみにも大根おろしはおいしい。
私は二日酔いの時に、味噌汁やスープに大根おろしを乗せてかっこむと胃がスッとなる気がしてたまにしています。夜のうちにある程度大根をおろしておいて、お酒のつまみになめこおろし、翌朝は大根おろし汁にすると、胃に優しいのでしょう（酒好きなのでつまみのことも考えちゃう）。
●カレー
国民的な人気食が
肝臓に良いらしい
カレーが意外にも（!?）酒好きの味方らしい。
記者は二日酔いの時に無性にカレーライスを食べたくなることがありましたが、一般的なカレーのスパイスにはクルクミンというウコンにも含まれる成分が入っているのがポイントだそうです。クルクミンには、肝臓に炎症を起こす可能性がある活性酸素を除去してくれる効果も認められており、週に2、3回カレーを食べることで肝臓の健康維持につながる、という説もあるほどです。
酒好き記者の見解
西友「みなさまのお墨付き」ブランドのカレーはリーズナブルでおいしい。
週に数回カレーを食べるなら、オススメは西友のオリジナルブランドのレトルトカレー。スタンダードなカレーは90円前後、キーマカレーやグリーンカレーといった本格的なものは150円前後と、お手軽価格です。味は価格から予想した以上においしい！ 私は二日酔いがあまりにもひどい時は胃がもたれていてカレーライスを食べられないのですが……。
お茶
やっぱり水分補給が
一番大事
大切なのは水分だった。
てっとり早い二日酔いの応急処置は、水分補給。水分をしっかり飲めば、血中アルコール濃度が薄まります。さらに、血中の水分が増えれば、尿といっしょにアルコールも排泄されるので解毒にもなるとのこと。糖分があるジュースやスポーツドリンクも良いのですが、お茶には利尿作用があるためむくみ対策という意味合いで良いようです。
酒好き記者の見解
ガブガブ飲んでもトイレが出ない時は温かいお茶をゆっくり飲むと良いそう！
記者の場合、二日酔いがツラい時にはとにかく水分をとろうとガブガブ冷たいお茶を飲んでいたのですが、血管の収縮して尿の出が悪くなっていると水分がたまってむくんでしまうとか。尿が出ない時は温かいお茶をゆっくり飲むと効果的だそうです。
