パソコンでの作業が多くなったとはいえ、なんだかんだボールペンは使用する。記者の仕事でいうと取材中のちょっとしたメモ書きにPCを開くのも手間なので、ノートにペン筆記をしている。また社内でのちょっとした言づけは付箋にペンで走り書き、提出する書類もペンで手書き。やらかしてしまった時の始末書もペンで手書きしている。始末書、書きたくないな……。
なにはともかくボールペンは必要だ。だがあまりお金はかけたくないぞ。だって仕事用の消耗品にコストをかけたくない。当然だ。
記者が前から注目していたのは、100円均一のボールペン。しかも1本100円ではなく、複数入って100円という格安のものがあるではないか。
1本で100円のものと、100円で8本入りのものがあれば、明らかに後者のほうがオトク。だが、そこには「とはいっても質が悪いんではないか」という先入観がある。それは本当か。100円均一の複数入りのものと100円1本のもので書き味を比較してみたぞ。
書いた人──ナベコ
アスキーのグルメ担当。ベレー帽はふだんかぶらないけど撮影のために雰囲気を出したく購入。余談だが、小学生のころは漫画家を目指していた。絵はめちゃ下手。
8本100円のボールペンと1本100円のボールペンを比較した
まずこちらが今回の本命。100円で8本入りのボールペンだ。100円均一のキャン・ドゥで購入してきた。品名を見ると「ノック式ボールペン黒8本入り」とある。メーカーは株式会社日本パール加工。
■8本100円のボールペンを購入してきた
100円均一にあった1本100円のものには、ゼブラやぺんてるといった、よく知られているであろう大手ブランドのものがある。今回はゼブラの「サラサ」とぺんてるの「エナージェル・エックス」を購入。それぞれ、重量、グリップの感じを比較してみた。
■8本100円、日本パール加工のボールペン
本命である日本パール加工の8本100円のボールペン。ボール径0.7mmタイプ。油性インク黒。「シンプルで書きやすいノック式ボールペン」とパッケージに記載されれている。同シリーズにキャップ式もある。
本体はプラスチックで特にゴム製のグリップなどがないため、握り心地は硬め。どうしてもチープ感がある。だが、かといって握りづらいかというと、長時間持つのでなければ気になる感じでもない。重量は0.7gと比較した3つの中では1番軽かった。
■1本100円、ゼブラのボールペン
ゼブラのボールペンブランド「サラサ」。ボール径0.5mmタイプ。油性黒インク。替え芯に対応する。
ラバーグリップが付いており、握り心地が良い。重量は10g。
■1本100円、ぺんてるのボールペン
ぺんてるの「エナージェル・エックス」。ボール径0.5mmタイプ。油性黒インク。「世界で選ばれているエナージェル。スッとかけて、サッと乾く」と記載されている。こちらも替え芯に対応する。
ラバーグリップ仕様だが、ゼブラよりやや硬め。重量は11gだ。
■実際に書いてみる!
実際に書いてみないと書き味はわからない。このあと、ひたすら書いてみることにした。