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3~6万円で買えるポタアンと音楽プレーヤー、どっちを選ぶ!?

iPhone 7&ポタアン vs 話題の携帯プレーヤーで音楽を聴き比べ! (1/4)

2016年10月27日 19時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ハシモト

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 屋外などで音楽を高音質で楽しむスタイルには大きく分けて2つある。スマホを使うものと、音楽再生専用に携帯音楽プレーヤーを使うものだ。

 さらに、スマホでハイレゾ音源を“高音質に”楽しむとなると、ポタアンの追加はほぼマストになるだろう。DSDや192kHz/24bitのPCMなど多彩なフォーマットへの対応、ヘッドフォンやイヤフォンを余裕をもってドライブするとなると、スマホ単体の機能では不十分だ。

 ただし、iPhone+ポタアンは2台を接続して使うのでハンドリングにやや難があるし、最新のiPhone 7/7 plusは音楽再生をしていると、多くのポタアンでは充電ができない問題もある。

 一方、携帯音楽プレーヤーはハンドリングはいいが、屋外ではスマホも持ち歩く必要があり、結局2台持ちとなる。それぞれに長短があると思うが、どっちのスタイルが音質の点では有利なのかは気になるところ。

 そこで、手持ちのiPhoneやスマホと組み合わせて使うポタアンと、ほぼ同価格となる携帯プレーヤーを集めて、それぞれの特徴や音質をチェック。自分にとって最適なスタイルや製品選びができる試聴テストを行なった。

 今回試聴したのは以下の6製品。オーディオ製品は価格的に上を見たらキリがないが、今回は初めてでも手が出しやすい3~6万円台でおススメモデルをピックアップしている。

 イヤフォンはShureの「SE846」を使用。ポタアンの試聴ではiPhone 7とUSBデジタル接続し、再生アプリはラディウスの「NePlayer」を使用。ハイレゾ音源を中心に聴いた。

今回使用したポタアン3機種

OPPO「HA-2SE」(実売価格 4万4000円前後)

OPPO「HA-2SE」(実売価格 4万4000円前後)

JVCケンウッド「SU-AX7」(実売価格 4万5000円前後)

JVCケンウッド「SU-AX7」(実売価格 4万5000円前後)

CHORD「Mojo」(実売価格 6万円前後)

CHORD「Mojo」(実売価格 6万円前後)。販売はアユート

今回使用した携帯音楽プレーヤー3機種

ソニー「NW-A35HN」

ソニー「NW-A35HN」(16GBモデルの実売価格 3万1000円前後)

パイオニア「XDP-100R」

パイオニア「XDP-100R」(実売価格 4万7000円前後)

Astell&Kern「AK70」(実売価格 6万円前後)

Astell&Kern「AK70」(実売価格 6万円前後)。販売はアユート

筆者のお気に入りはOPPOのHA-2SE

 iPhoneは音楽再生に特化した携帯プレーヤーではないので、専用のプレーヤーと比べて実力には差があると考える人は少なくないが、こうしてデジタル接続が可能なポタアンと組み合わせると、かなりのレベルの音質が楽しめる。

 音質では「Mojo」が一番優秀と感じたが、iPhone 7ユーザーとなった筆者としてはサイズがぴったり揃っている点や充電機能などの便利さ、音質的にも十分に質が高かったOPPOの「HA-2SE」が気に入っている。

 「SU-AX7」は音の感触の良さが個性的で、好みは分かれるが情感豊かに音楽を楽しみたい人には最適だと思う。

 一方で、携帯プレーヤーは音の好みも大きく変わるので、好みの音質を吟味するのが楽しい。

 今回聴いたモデルは実力的にはいずれも甲乙付けがたいが、ナチュラルな音で気持ち良く聴くならばソニーの「NW-A35HN」、元気の良さではパイオニアの「XDP-100R」、芯の通った力強さと迫力はAstell&Kernの「AK70」となる。

 機能性ではそれぞれに異なる特徴があり、使い方に合わせて選びたいところ。以降のページ(アスキー倶楽部会員向け)では、各機種それぞれの機能や特徴、試聴による詳細な音質評価などを掲載する。

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