STYLE-14FH132-U5-UCSXをレビュー
14型で約0.84kgの超軽量モバイルPC!CPUはCore Ultraシリーズ3でディスプレーはOLED(有機EL)、バッテリー駆動時間は13時間超え。もう欲しくなる要素しか見つからないッ!
2026年07月31日 10時00分更新
省電力ながら優れたシングルコア性能で動作はすこぶる快適
STYLE-14FH132-U5-UCSXが採用するCore Ultra 5 325は、インテルの最新世代CPUだ。高性能なPコアを4基、省電力なLPEコアを4基搭載する8コア/8スレッドのマルチコアCPUで、最大動作クロックは4.5GHzに達する。
加えて、AI処理を担うNPU (Neural Processing Unit) を備え、省電力で動作可能な47TOPSのAI処理性能を有する点も特長の1つ。画面描画を担当するGPUはCPU内蔵のIntel Graphics。高度なクリエイティブ作業や3Dゲームは荷が重いものの、一般的な用途であれば問題なく快適に動作する。
システムメモリーは16GB(LPDDR5X-7467)を搭載。オンボードのため、増設はできないが16GBはWindowsパソコンを快適に動作させる1つの目安になっているので、オフィスアプリやWebブラウザーは十分スムーズに動くはずだ。
ここからは、いくつかの代表的なベンチマークを回して、STYLE-14FH132-U5-UCSXのパフォーマンスをチェックしていく。なお、ベンチマーク実行に際してはSTYLE-14FH132-U5-UCSXの最大性能を測るため、動作モードは「パフォーマンス」に設定している。
まずは3DCGのレンダリング処理で、CPUのマルチスレッド性能とシングルスレッド性能を計測する「CINEBENCH 2024」および「CINEBENCH 2026」から。
CINEBENCH 2024の結果はMulti Coreが537pts、Single Coreが109pts。CINEBENCH 2026の結果はMultiple Threadsが2164ptsで、Single Threadが448ptsだった。
過去の比較データが多いCINEBENCH 2024のスコアーを見てみると、Single Coreの100pts超えという結果に驚く。これはデスクトップ向けCPUでいうと「第12/13世代 Coreプロセッサー」や「Ryzen 7000シリーズ」に匹敵する数値だ。長時間バッテリー駆動可能な省電力CPUだが、これだけのシングルコア性能があれば、ふだん使いでパフォーマンス不足を感じることはほぼなさそうだ。
なお、CINEBENCH 2026は新しめのベンチマークソフトで、まだ詳細な比較に足るデータが少ない。しかし、以前検証した「STYLE-14FH131-U5-UCSX」(CPU:Core Ultra 5 325、メモリー:オンボード16GB、LPDDR5X-6800)と比べると、Multiple Threadsは若干低く、Single Threadはやや高かった。
おそらく、Multiple Threadsは薄型軽量ボディーの都合で、CPUの動作クロックが伸び切らなかったことが原因だろう。一方で、熱問題とは縁遠いSingle Threadはメモリークロックが高いぶん、好成績になったと思われる。同じCPUでこうも特性が異なる点はモバイルPCの妙味といえる。
次のベンチマークは、実際のアプリケーションに近い負荷でPC全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.3.2912)を実施。
総合スコアーは7543で、その内訳はアプリ起動速度/ビデオ会議/Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が9949。表計算や文書作成のオフィスアプリ性能を測る「Productivity」が1万4867。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が7875となっていた。
Essentialsがほぼ1万、Productivityが1万5000オーバーという数値を叩き出している点に注目で、これはふだん使いやオフィスアプリを使用する上でSTYLE-14FH132-U5-UCSXが十二分なパフォーマンスを持っていることを示している。
一方で、DCCは控えめのスコアーということは、動画編集のような高負荷な作業はそこまで得意ではないということだ。とはいえ、GPUによるハードウェア支援機能を使えば、CPUの負荷は減らせる。ソフトウェアエンコードじゃないぶん、多少クオリティーは落ちるかもしれないが、撮影した動画をサクッと編集してSNSなどにアップするぶんには十分実用的だろう。
続いて、3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「3DMark」(Ver.2.32.8853)から、軽めのベンチマークのみ抜粋した結果を見てみよう。
軽めとはいえ、フルHDゲーミングをターゲットにした「Fire Strike」はさすがに重たく、ベンチマーク中の平均フレームレートも25~30fps程度だった。一方で、CPU内蔵GPUを想定した「Night Raid」や、スマホなどのモバイル向けゲームを想定した「Wild Life」では十分高いスコアーを記録。
ベンチマーク中の平均フレームレートもNight Raidで160~180fps、Wild Lifeで126fpsをマークしていた。ガッツリとした3Dゲームの実行は厳しいが、モバイル向けゲームのパソコン版といった軽いゲームタイトルであれば問題なく遊べるだろう。
最後にストレージの性能も計測した。STYLE-14FH132-U5-UCSXは500GBのM.2 NVMe SSDを搭載しており、一般的なオフィス用途であれば必要十分な容量といえるだろう。「CrystalDiskMark 8.0.4」で、SSDの転送速度などを計測してみた。
結果はシーケンシャルリードで約5949MB/s、シーケンシャルライトで約3700MB/s。これは十分高速な部類で、Windowsやアプリの起動時間などでもとくに不満を感じることはなかった。なお、ストレージ容量については注文時のオプションカスタマイズで1TB SSD(+1万6000円)にすることもできる。もしも容量に不安を感じるのであれば検討してほしい。
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