ソラコム、衛星通信とセルラーを統合管理できるNTN対応サービスを日本で開始
ソラコムは7月6日、日本国内でAI/IoT通信プラットフォーム「SORACOM」の衛星通信(NTN)対応サービスの提供を開始すると発表した。既存のSORACOM IoT SIMに衛星通信対応のサブスクリプション「planNT1」をOTAで追加でき、地上の電波が届かない場所でもセルラー通信と衛星通信を切り替えながらIoTデータを送信できる点が特徴だ。
今回のサービスは、米国Skylo Technologiesとの協業により、北米や欧州、オセアニアなどで先行提供してきた衛星通信を日本へ拡大するものだ。衛星ネットワークは赤道上空約3万6000kmの静止軌道衛星を用い、少数の衛星で広範囲を継続的にカバーできる点が強み。SORACOMの回線管理、データ暗号化、クラウド連携、ダッシュボード共有、閉域網接続などの機能をそのまま使えるため、衛星通信を新たに導入する場合でも、運用設計を大きく変えずに導入しやすい。
想定用途は広い。電力、ガス、道路、鉄道といったインフラ監視に加え、農業、林業、鉱業のような広域フィールドでのデータ収集、さらに災害時のバックアップ通信手段としても活用が見込まれるだ。1回あたりのデータ量は小さい一方で、通信圏外を含む現場で機器を止めずに動かしたい用途と相性がよい。なお、対応エリアは日本のほか、北米、ヨーロッパ、オセアニア、ブラジルで、今後さらに拡大予定だ。
利用を始めるには、SORACOM IoT SIM「plan01s」と衛星通信対応のサブスクリプション「planNT1」を組み合わせ、3GPP Release-17 NB-NTN対応モジュールを用意する必要がある。料金は個別案内で、企業は専用フォームから問い合わせる形になる。
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