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ソフトバンクのIoT:活用事例

低コスト/使いやすい/安心できる“現場の目”、LINE WORKS×ソフトバンクが実現する現場DX

“防犯カメラ”を超えて、売上と効率の向上へ LINE WORKS Visionが拓く、AI×クラウドカメラの可能性

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp 写真● 曽根田元

提供: ソフトバンク

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幅広い業種の現場に導入が拡大、老人介護施設や学習塾では需要が急増

 2024年に販売をスタートして以来、LINE WORKS Visionは順調に拡大を続けてきた。現在では20以上の業種の現場に、LINE WORKS Visionのクラウドカメラが導入されているという。

 導入顧客の1社であるクリアックス(カラオケ歌広場)では、LINE WORKS Visionを導入したことで、エリアマネージャが担当店舗を巡回する業務の効率化や、現場とのスムーズなコミュニケーションを実現している。また、同社が積極的な出店を進めるうえでは、通信ネットワークさえあれば簡単に設置できて、すぐに使えるLINE WORKS Visionの特長が役立っているという。

■株式会社クリアックス 導入事例:
 クラウドカメラによる遠隔監視で エリアマネージャの店舗巡回業務を効率化

 木村氏と佐藤氏によると、現在導入が増えているのが、老人介護施設や病院、学習塾だ。老人介護施設や病院は職員による巡回業務の負荷軽減、学習塾は2026年12月に施行される「こども性暴力防止法(日本版DBS)」への対応が目的だという。

 「老人介護施設の場合、各フロアの出入口や廊下だけでなく居室内にもカメラを設置して、安全に過ごされているかどうかを見守るケースが多いです。もちろん、居室内の撮影は入所者様の承諾が必要ですので、ご承諾いただけない場合はカメラをオフに設定して撮影はしません。さらに、映像の一部をマスキングする(黒塗りする)機能も備わっていますので、入所者様が撮られたくないエリアを設定して、プライバシーに配慮することもできます」(木村氏)

映像×AI解析で「防犯」から大きく広がるユースケース

 現在のLINE WORKS Visionは、AI機能の強化に取り組んでいる。現在は、3つのAI機能のベータ版テストを、一部のユーザー企業と共に実施している。ユーザーからのフィードバックに基づいてサービスをブラッシュアップしたうえで、提供を開始する計画だ。

 「AI検索」は、人物の特徴を検索条件に指定することで、多数のカメラ映像からその人物が映っているシーンを抽出して一覧表示できる機能である。「人数カウント」は、カメラ映像で1日/時間帯別の訪問者数を、年齢層/性別ごとに自動カウントする。「ヒートマップ」は、カメラ映像の中で人が多く集まっている場所を強調表示する。

今後提供予定の「AI検索」の画面イメージ

「人数カウント」「ヒートマップ」のAI機能も提供予定だ「

 これらのAI機能は、たとえば小売店舗における来店客分析、棚レイアウトの成果分析などに役立つはずだ。これまでは防犯カメラの用途で活用されてきた映像を、「来店客分析」「業績改善」「売上向上」といった新しい目的でも活用できるようにする。

 「小売店、調剤薬局、アパレルショップ、自動車ディーラー、工場など、幅広いお客さまから『使ってみたい』とご興味をいただいています。これまでは防犯目的だけでカメラを使っていたけれど、売上アップや業務効率化につながるのであればカメラ台数を増やしたい、といったお話も聞きます」(木村氏)

 AIによるカメラ映像の自動解析には、まだまだ可能性が秘められている。木村氏は、将来的には「カメラが人の代わりに“現場の目”となる」ようなサービスを目指したいと話した。

 「たとえば老人介護施設などで、『人が転倒した』『動きがなく止まっている』といった危険な状態を、カメラ映像からAIがすぐ通知できるようになれば、人の命を救う可能性もあります。そうしたご提案もできるように研究開発を進めていきますし、お客さまへのヒアリングを通じて利用シーンを広げていきたいと考えています」(木村氏)

 佐藤氏は、LINE WORKSが提供するほかのプロダクトとの連携強化にも期待を寄せた。たとえば、現場で活用される音声コミュニケーションアプリ「LINE WORKSラジャー」との連携だ。

 「LINE WORKS VisionとLINE WORKSラジャーが連携して、音声で『○○部屋の△時間前の映像が見たい』とスマホに話しかけるだけで、その映像が表示される。そんな未来があっても面白いと思います」(佐藤氏)

* * *

 このように、LINE WORKS Visionは、従来の防犯カメラの運用課題を解決するだけでなく、AIの力によってカメラが“現場の目”となるような、新たな価値を提供し始めている。

 単なる映像記録にとどまらず、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、売上アップや緊急事態の早期発見などにもつなげる「LINE WORKS Vision」。ソフトバンクとLINE WORKSの強力なタッグによって、日本のあらゆる「現場」がアップデートされていくはずだ。

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