第611回 SORACOM公式ブログ

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開発不要で現場の機器をクラウド連携「Armadillo-IoTルーター A9R」をSORACOM IoTストアで取扱開始

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「開発不要で現場の機器をクラウド連携「Armadillo-IoTルーター A9R」をSORACOM IoTストアで取扱開始」を再編集したものです。

こんにちは、ソラコムの事業開発担当の名児耶(ニックネーム:saki)です。

2026年3月18日(水)より、SORACOM IoTストアにて「Armadillo-IoTルーター A9R Cat.1 bis+WLANモデル スターターキット」の取り扱いを開始しました。

本製品は、RS-485(Modbus RTU)機器や接点入出力(DI/DO)デバイスなどの現場機器を活用しながら、デバイス側のプログラム開発なしでクラウド連携・可視化を実現できる点が特長です。

本記事では、Armadillo-IoTルーター A9Rの特徴と、実際の活用方法をご紹介します。

Armadillo-IoTルーター A9Rとは

Armadillo-IoTルーター A9Rは、北海道・札幌市を拠点とする株式会社アットマークテクノが製造する、産業用途向けのIoTルーターです。LTE Cat.1 bis通信に対応しており、工場・倉庫・テナントビルなど、有線LAN環境の整備が難しい現場でのIoT化を想定して設計されています。

SORACOM IoTストアで提供を開始したArmadillo-IoTルーター A9R Cat.1 bis+WLANモデル スターターキットには、SORACOM Air 日本カバレッジ IoT SIM(plan-K2)が同梱されているため、別途SIMを用意することなく、開封後すぐに通信を開始できます。

開発不要で現場機器をクラウドにつなぐ「クラウドI/Oマネージャー」

Armadillo-IoTルーター A9Rの大きな特徴が「クラウドI/Oマネージャー」機能です。RS-485(Modbus RTU)や接点入出力(DI/DO)に対応した機器と接続し、データの収集・送信や制御設定を、デバイス側のプログラム開発なしにWeb UIから完結できます。

SORACOM HarvestやSORACOM Lagoonと組み合わせることで、データ収集・蓄積・可視化までを追加開発なしで構成可能です。

RS-485機器の設定(スレーブIDやレジスタアドレスなど)もWeb UIから行えるため、現場での配線と設定のみで運用を開始できます。

RS-485で接続する機器は、Modbus RTUに対応している必要があります。

タフな環境にも対応する省電力設計

シャットダウンモード・スリープモードを搭載しており、ソーラーパネルやバッテリーと組み合わせた自立給電型システム(※各コンポーネントは別途用意が必要)にも対応しています。

動作温度範囲は−20℃〜+60℃で、屋外ボックス内への設置や厳しい環境下でも安定した運用が可能です。

JC-STAR★1対応:長期運用を支えるセキュリティ

Armadillo-IoTルーター A9Rは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営するIoTセキュリティ要件適合評価・ラベリング制度「JC-STAR」の★1に適合しています。

継続的なソフトウェアアップデートにより新たな脅威への対応が行われる設計となっており、長期稼働を前提とした産業用途に求められるセキュリティ水準を満たしています。IoTデバイスに対するセキュリティ要件の強化が進む中、調達時の判断材料として活用できます。

活用例:電力量モニターをSORACOM Lagoonで可視化

SORACOMのIoTレシピでも活用例を紹介しています。

本レシピではModbus RTU対応の電力量モニターを例に紹介しますが、RS-485(Modbus RTU)に対応した機器であれば同様の構成で適用できます。

Modbus RTU対応の小型電力量モニタ「KM-N1-FLK」とCT(変流器)をArmadillo-IoTルーター A9RのRS-485端子に接続し、クラウドI/Oマネージャーでレジスタアドレス(取得するデータの位置)をWeb UIから設定することで、電圧・電流データをSORACOM Harvest Dataへ定期送信できます。

その後はSORACOM Lagoonのダッシュボードでグラフ表示するだけで、可視化が完了します。所要時間の目安は約120分です。

既設の電線に後付けできるCT(変流器)を利用するため、大規模な工事は不要です。工場・倉庫・テナントビルなど、有線LANを引きにくい拠点における省エネ管理や異常検知に応用できます。

おわりに

上記では電力量モニターを例に紹介しましたが、RS-485(Modbus RTU)や接点入出力を備えた機器であれば、同様の構成で監視をクラウド化できます。温度・湿度センサー、流量計、PLCなど、既設機器のデータを活用したIoT化にも適しています。

Armadillo-IoTルーター A9Rは、既設の現場機器を活用しながら、開発なし・短時間でクラウド可視化を実現できるIoTルーターです。

「専任のエンジニアを置かずに設備の遠隔監視を始めたい」「既存設備を活かしながらIoT化を進めたい」といったニーズに適した構成の製品です。

商品の詳細・ご購入は、以下の商品ページをご確認ください。

― ソラコム名児耶 (saki)

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