デル・テクノロジーズ、サイバーセキュリティおよびサイバーレジリエンスの機能強化を発表 AIと量子コンピューティングがもたらす新たな脅威に対応
デル・テクノロジーズ株式会社
デバイス基盤の保護、サイバーレジリエンスの向上、AIデータ プラットフォームにおける脅威検知を実現
当資料は、2026年3月23日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2026~03~dell-technologies-expands-cybersecurity-and-resilience-for-the-ai-era-and-emerging-quantum-risks.htm#/filter-on/Country:en-us
ニュースの概要
- セキュリティ バイ デザイン アプローチにより、法人向けPC(*1)を量子対応セキュリティ機能で強化
- AIを活用したサイバーレジリエンスにより、ランサムウェアの兆候を早期に発見し、大規模な復旧を簡素化
- AIデータプラットフォームまで網羅するマネージド型の検知・対応は、攻撃者が悪用する可視性のギャップを解消
2026年3月23日、カリフォルニア州サンフランシスコ発:
デル・テクノロジーズは、セキュリティ バイ デザインおよびサイバーレジリエンスに関する機能強化を発表しました。これらの機能強化は、次世代の脅威に対する防御、検知、復旧において、組織のセキュリティ体制強化をより一層支援するものです。デバイス基盤を強化し、インシデント発生時のサイバーレジリエンスを向上し、AIデータ プラットフォームへと脅威検知の範囲を拡大することで、量子コンピューティングとAIから生じる新たなリスクに対処します。
AIは価値あるデータを生み出す一方、攻撃者に対しては、迅速に行動するための新たな手段を提供しています。量子コンピューティングは、組織がデータを保護し、ソフトウェアの完全性を検証するために使用している暗号化技術を脆弱(ぜいじゃく)化させることで、その変化を加速させると見込まれています。
こうした脅威の収束により、未知の攻撃に耐えられるデバイス設計、インシデントの影響を最小限に抑えるサイバーレジリエンス、AIデータが存在する環境全体にわたる強力な脅威検知機能への需要が高まっています。デル・テクノロジーズは、PCからデータセンターまで、テクノロジースタック全体にわたる多層防御アプローチによって、これらのセキュリティ課題に取り組んでいます。
量子対応セキュリティ機能により、PC基盤を強化:
量子コンピューティングの進展は、現行のデバイスを保護するセキュリティ基盤を脅かしており、最も深いファームウェア層でのセキュリティ バイ デザインへのニーズが高まっています。デル・テクノロジーズは、従来のセキュリティ ツールでは検知できず、再起動やシステム再インストールを行っても排除できない攻撃からデバイスを保護するために、量子対応セキュリティ機能を法人向けPCに導入しています。
今回のセキュリティ機能の強化により、ハードウェア セキュリティの中核コンポーネントであるPCの組み込みコントローラー(EC)の保護が強化され、将来の量子攻撃への耐性を備えた設計をベースにしたシグネチャーを使用して、ファームウェアの更新を検証できるようになります。これにより、悪意のあるファームウェアや改ざんされたファームウェアがコントローラーに適用されるのを防ぎ、より強力な暗号化技術とデジタル署名によって更新を検証することで、サプライチェーンのリスクを軽減できます。
デル・テクノロジーズは、ポスト量子暗号標準に準拠したBIOS検証機能を強化します。本機能は、BIOSをデル・テクノロジーズのクラウドに安全に保存された信頼できる参照情報と照合することで、改ざんを検知します。照合の結果が一致しない場合、デル・テクノロジーズ独自の検証(*2)によってデバイスにフラグが付けられ、アラートが送信されます。これにより、チームは迅速に調査を開始し、対応できます。
AIを活用したリカバリーによるサイバーレジリエンスの強化:
強靭化されたデバイスは攻撃の成功率を低減するうえで不可欠であり、インシデント発生時の影響を最小限に抑えるためのサイバーレジリエンスも極めて重要です。デル・テクノロジーズが実施した「Cyber Resilience Insights」調査によると、サイバー攻撃やインシデント訓練において、影響を最小限に抑えつつ封じ込めから復旧まで成功したグローバル組織は、わずか40%にとどまっています。こうした課題に対処するため、デル・テクノロジーズは、組織がランサムウェアなどの脅威をより早く検知し、インシデントから迅速に復旧できるように、「Dell PowerProtect」サイバーレジリエンスのポートフォリオを強化しています。
「Dell PowerProtect Data Manager」の機能強化が、時間との勝負となる復旧作業時に、状況に即したガイダンスを提供するAI搭載アシスタントによって、復旧の課題解決を迅速化しました。また「Dell PowerStore」のスナップショットをスキャンする、強化された異常検知機能により、ランサムウェアリスクの早期把握を実現しました。さらに、統合ダッシュボードによる分散環境全体の単一画面での可視化により、大規模環境での運用管理を大幅に簡素化します。
「Dell PowerProtect Data Domain」は、業界で最も安全なサイバーレジリエンス基盤であり(*3)、その保護範囲を小規模拠点にも拡大し、転送中のデータに対するセキュリティを強化します。「PowerProtect Data Domain DD3410」アプライアンスは、バックアップを最大2倍、データリストアを46%高速化(*4)し、組織がインシデント発生後の業務再開までの時間を大幅に短縮できるよう支援します。また、最新の「Data Domain Operating System」には、トランスポート層セキュリティ(TLS)1.3のサポートが含まれるようになり、システム間でのデータ転送時における保護に役立ち、暗号化された接続に関するアメリカ国立標準技術研究所(NIST)の要件にも準拠しています。
脅威検知をエンドポイントからAIデータ プラットフォームにまで拡大:
迅速な復旧には、早期の脅威検知が不可欠です。AIワークロードによりプラットフォームにデータが集中する中、従来のエンドポイント セキュリティでは検知が困難な可視性のギャップが生じます。デル・テクノロジーズは、攻撃者の標的となる可視性のギャップに対し、「Dell Managed Detection and Response(MDR)」サービスを提供し、非構造化データやAIワークロードが混在する環境にも拡大しています。
デル・テクノロジーズは、「Dell PowerProtect」へのMDRの拡張に続き、「Dell PowerScale」にもMDRを拡張しました。これにより、組織のAIデータストレージ プラットフォームを標的とする脅威に対するセキュリティの可視性が強化されます。デル・テクノロジーズの専門サイバーセキュリティ アナリストがサポートする本サービスにより、疑わしいアクティビティの早期検知、対応措置の自動化、セキュリティ運用の合理化、重要なデータの保護が実現できます。
さらにデル・テクノロジーズは、EDR(エンドポイントでの検知と対応)に特化した専用オプションを新たに導入します。これにより、高度な脅威検知機能と次世代のウイルス対策機能を使用して、エンドポイントの脅威を監視、調査、対応します。本サービスをデル・テクノロジーズのPCと併用すると、BIOS検証結果を独自の方法で可視化できます。セキュリティ侵害の可能性によりPCのBIOSが信頼できるベースラインから逸脱した場合、デル・テクノロジーズのMDRチームにアラートが送信されて調査が開始されます。
コメント:
デル・テクノロジーズのグローバルCTO(最高技術責任者)兼CAIO(最高AI責任者)のジョン ローズ(John Roese)は、次のように述べています。「量子コンピューティングは、現在データを保護している暗号化やデジタル署名を無効化しようとしています。一方、エージェンティックAIはデータの価値を高め、チームや組織間でデータを自律的に共有することでリスクを高めます。デル・テクノロジーズは、約10年にわたって、ポスト量子暗号への投資と、サイバーレジリエンスおよびセキュリティ バイ デザインへのアプローチを実践し、両方の変化に備えてきました。デル・テクノロジーズは、組織が新しいテクノロジーを乗り切り、未知の脅威に先んじて対処できるように、ポートフォリオ全体にこれらの保護を提供し続けていきます」。
パラディウム・ホテル・グループのコーポレート・インフラストラクチャー&オペレーション担当ディレクター、ハビエル ゴンサレス ベリンチョン(Javier Gonzalez Belinchon)氏は、次のように述べています。「極めて高いサービス水準が求められる高級ホスピタリティ業界では、繁忙期のわずかなIT障害であっても、大きな影響が及ぶことがあります。私たちは重いワークロードを処理していますが、『Dell PowerProtect Data Manager』の透過的なスナップショットは大きな変化をもたらします。業務の中断がなく、データ損失のリスクが低く、VM(仮想マシン)のバックアップ時間が半分に短縮されました。『PowerProtect Data Domain』アプライアンスと組み合わせることで、重複排除と圧縮によって帯域幅が最適化され、リモートバックアップがシームレスに行われ、必要なストレージ容量が大幅に削減されます」。
Futurumのサイバーセキュリティ&レジリエンス担当バイスプレジデント兼プラクティスリード、フェルナンド・モンテネグロ(Fernando Montenegro)氏は、次のように述べています。「AIの採用が拡大するにつれ、セキュリティチームは、従来の手法では検知困難なAIワークロードやデータプラットフォーム間の脅威の遷移を可視化し、より価値の高いデータを保護する必要があります。デル・テクノロジーズのアプローチは、リスクの軽減、セキュリティの可視性の深化、インシデント発生時の組織のより効果的な復旧を支援することを目的とした、広範なサイバーレジリエンス戦略を反映しています」。
提供時期について:
- 量子対応セキュリティ機能は、2026年に発売されるデル・テクノロジーズの法人向けPC新製品で利用可能になる予定です。
- 「PowerProtect Data Manager」の強化機能は、すでに利用可能です。
- 「Dell PowerProtect Data Domain Operating System」のアップデートは、すでに利用可能です。
- 「Dell PowerProtect Data Domain DD3410」アプライアンスは、2026年4月15日に提供開始予定です。
- 「PowerScale」への「Dell Managed Detection and Response(MDR)」拡張は、すでに利用可能です。
- デル・テクノロジーズのEDR(エンドポイントでの検知と対応)専用オプションは、2026年4月16日に提供開始予定です。
*1. デル・テクノロジーズの社内分析に基づく(2025年10月にインテル、2026年3月にAMDで実施)。インテルおよびAMDプロセッサーを搭載したPCに適用されます。すべてのPCで全機能を利用できるわけではありません。一部の機能には追加購入が必要です。インテルベースのPCは、2025年7月にPrincipled Technologiesによって検証済み。
*2. デル・テクノロジーズの社内分析に基づく(2025年10月にインテル、2026年3月にAMDで実施)。インテルおよびAMDプロセッサーを搭載したPCに適用されます。すべてのPCで全機能を利用できるわけではありません。一部の機能には追加購入が必要です。インテルベースのPCは、2025年7月にPrincipled Technologiesによって検証済み。
*3. 内部分析に基づく(2025年10月)。サイバーレジリエンスの基盤は、安全なサプライチェーン、ゼロトラスト成熟度、不変性、管理された検知と対応、耐久性、信頼チェーン、安全なリモートアクセスカード、安全な期間など、包括的で信頼できる独自の機能を提供する「PowerProtect Data Domain」アプライアンス ファミリーによって提供されます。
*4. 「PowerProtect Data Domain DD3410」アプライアンスと「PowerProtect Data Domain DD3300」アプライアンスを比較したデル・テクノロジーズの内部テストに基づく(2026年1月)。どちらも同じ容量で構成されており、実際の結果は異なる場合があります。
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、AI時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
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